テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 12月21日 12時42分

日差し降り注ぐポーランド北部の道を走っていると、電柱の上に帽子のようなものが載っているのに気がつきました。コウノトリの巣です。土地の人が、「何故か分からないが、ヨーロッパのコウノトリの四分の一がこの国に暮らしている」と笑います。
田園の彼方の丘に、ヘウムノという町が見えました。その佇まいに惹かれ、ヴィスワ川を渡り向かうことにします。ドイツ騎士団によって13世紀に築かれ、ハンザ同盟都市となった町です。上から眺めると、他の街と比べどこか伸びやかな不思議な感覚に囚われました。
男性が、その理由は市庁舎の壁に飾られた一本の棒にあると言います。町が築かれたときに使われた独自の単位、『プレント』の測量棒です。1プレントが4.35メートルで、町はすべてこの単位で設計されていると言うのです。道路の幅は、2.5プレント、約11メートルあります。若者が、感覚が違うから運転には気をつけてと、声をかけてくれました。

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