岡安弥生のインスタグラム(yayoin3) - 1月6日 17時17分

舞踊家のみならず、様々な公演を主宰し、さらには、振付、演出家としてもご活躍されている日本舞踊尾上流家元の尾上菊之丞さんが、渾身の映像作品を発表されました。
菊之丞さんが、作、演出を手掛けられた「地水火空風　そして、踊」。
和の壮大な世界観が凝縮され、そして、とてつもないエネルギーとなって、放射されています。
ブログにも書きましたが、この配信動画で、私は、芸術家「尾上菊之丞」さんの「魂のさま」をまざまざと見せつけられ、感動のあまり、涙がとまりませんでした。
作曲は、藤舎貴生さん。踊りはもちろんですが、もう、とにかく、音楽が素晴らしいです！
コロナ禍に入って間もない頃、会話のなかで、舞台関係者の厳しい状況を案じた私に、藤舎さんは「人が生きるか死ぬかのこんなときに、芸術なんていらないんだよ」と、呟かれました…。
しかし、この作品を観て、改めて、藤舎さんのあのときの言葉は本心ではなかったと確信しました。
類稀な才能を持つ、お2人は、この作品を通して「芸術は生きること」だと言葉なく、叫んでいます。
一方で、観た私は、魅了され、激しく揺さぶられ、心のどこからか、あたたかなものが溢れ、満たされていったのです。魂の叫びに呼応して、生きるエネルギーをもらえたような。
こんなコロナ禍にこそ、
芸術は必要なのかもしれない…そう、まさに「人は、心で生きている」と再認識させられる作品です。
ぜひ観ていただきたいです。
ラストの「幸魂奇魂」を作詞されている松本隆さんと藤舎貴生さん、尾上菊之丞さんの対談も、合わせて、YouTubeで公開されていますが、これまた、貴重で、見応えたっぷりです！
#地水火風空そして踊#日本舞踊協会#尾上菊之丞#藤舎貴生#松本隆

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