徳永有美のインスタグラム(yumi_tokunaga.official) - 2月5日 13時42分

「絶望がしゃべってる」
森会長の発言撤回会見の際にネット上にあがっていた言葉です。

昨夜も#clubhouse のたくさんのroomで議論されていました。色んな方々の意見を聞いて思ったのは、差別的なことを言う人＝時代に合わせて考え方を更新が出来ていない人の存在と、その周囲がその人の権威にプレッシャーを感じて意見を言えないような状況というのは、多くの人が現実の中で目の当たりにしていることなんだなと。その象徴的なことが今回起きたわけで、だからこそ、発言に対して爆発的に批判が集中しているのだろうということです。
世界の流れの中で日本が乗り遅れているジェンダーや多様性の問題を切実に捉えている多くの人の声はどこまで届くのでしょうか。

今回のことで世の中は少しでも変わるのか？
例えば身近にいる、凝り固まった価値観に固執している人や、無理解というよりは積極的に理解しようとしていない人に、多様な生き方、多彩な存在を尊重することの本質的な意味は届くのか。
人が思う心まですべてを否定することはできません。
しかしどうやったら手を携えることができるのか。

新しい風は簡単には起こらないし、怒りや批判だけではなかなか解決には至りません。
排除も避けたい道です。
しかし今回のことのように、怒りや批判が発信されることによってそれらが人々の中に宿り、それぞれが立ち止まって自分ごととして考えることが、何より大切なことだと感じています。私たちの心のほんの少しの変化と行動が積み重なって社会は少しづつ動いていく。
そう信じています。

そして、自分ごととして考えた時に、
好奇心ってものはつくづく大事だと思いました。
時代や情報や環境の変化に受け身ではいけない。
次はどんな風が吹くんだろう、どんな未来が待っているんだろう。人は今何をどんなふうに考えているんだろうと、積極的に感じて考えていくことが、柔軟な価値観や意見に繋がって行くのではないか。
自分の胸に手を当て、今そんなことを考えています。

#報道ステーション
#徳永有美

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