大友陽平のインスタグラム(nikkan_ohtomo) - 2月7日 23時29分

【日曜の夜に…】

第1回:「挨拶」

軽くテレワークして、重い腰を上げたのはもうお昼だった。自転車にまたがり、信号待ちしていると、ちょうど隣に停まった車。目をやると、運転していたのは同級生だった。

青信号。軽く手を挙げて、窓越しの挨拶を交わした。束の間の再会の余韻に浸りながら、ペダルを漕いで最寄り駅に向かった。とても気持ちが良い昼下がりだった。

◇ ◇

ティモンディの挨拶ネタ「オヨヨドォ～ス！」がウケるのは、少なからず同じような経験をした人が多いからだろう。

中学、高校時代。顔が見えたら、遠くても挨拶。特に1年生の時は、とにかくこの半ば強制的な挨拶が嫌だった。いつも「その角を曲がったら先輩がいるかも」と緊張を張り巡らせなければいけないのが、多分嫌だったんだと思う。（挨拶しないとしごかれる…みたいな、そこまで厳しくない上下関係だったのがせめてもの救いだったけど…）

いつしか自分の身を一瞬隠す術や、目を合わせない術を身につけていた気がする。いや、相手からすれば全部見えているのだけど。

◇ ◇

挨拶は人と人とのコミュニケーションの第一歩。そんなこと分かっていても、この歳になっても、どちらかというとあまり得意ではない自分が今でも嫌になる。

それでもやっぱり、交わした後は気持ちがいいもの。

理想は海外の人のような気軽なハグ…。何の意識もなく、気持ち良い毎日にしていきたいものだ。

◇ ◇

今年に入ってから、いくつかの取材を通じて、記事や記者コラムでもないものを書き記していこうと思うようになった。

物書きの端くれとして、主には取材対象となる人や出来事について書くことはあっても、日常感じることや思うことを、形として書き記しておくことも必要なのではないかと。

あえて公開することで、怠け者な自分にプレッシャーもかけつつ。「日曜の夜に…」何かしら感じてもらえれば、これ幸いである。

#日曜の夜に #エッセー？

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