川村真木子のインスタグラム(makikokawamura_) - 6月4日 07時18分

【大坂なおみ選手の会見ボイコットについて思うこと】

大坂なおみ選手の記者会見ボイコットが「心を守るために」だったという彼女の声明を受け賛否両論を巻き起こしていますが、個人的には彼女の言い分を理解しますし、大会主催者も柔軟な対応を迫れているのだと思います。試合後30分以内に心も落ち着いていないときに、往々にしてマスメディアは「面白おかしく報道出来るネタ探し」の質問をぶっ込んでくる訳だけど、全員がそれに耐えられるわけではない。彼女のような繊細な人は耐えられずに心が死んでしまう。

企業も同じで、誰もが「殆どの人が難なく出来ること」が出来るわけではない。色々な人がいて色々な才能があるから「ダイバーシティ」が叫ばれている。大坂なおみ選手のような才能を潰したくないなら、彼女の繊細さを理解し、彼女が答えやすいようにSNSやブログを通じた試合への感想や、メディアからの質問を事務所がsortし、答えられるものを選手のタイミングで答えられるようにする、といった対応が出来るかどうか。をワタシは注目している。

これが出来なくて「試合直後の記者会見マスト、これはファンサービスの一貫、選手の義務」で、やらないのは「ワガママ」とするなら、テニス業界の未来に疑問しかない。「鬱はワガママ」とされた時代を思い出してしまう。

#インスタコラム

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