高山都のインスタグラム(miyare38) - 9月26日 11時20分


走るひとり

ランニングを始めて11年が経つ。
なんのために走るのかとか、理由は毎回違うし、結局あってないようなものだから、ランニングがもたらす答えにたいして、今も期待はしていない。
もちろん、代謝が上がるとか、食べすぎ飲みすぎた懺悔だとか、綺麗でいたいとか、たわいもない理由はあるんだけど。だから、好きなように好きな時間に好きなまま、我が儘(わがまま)に走っている。
ブームだとかも関係ない。
その中を"通過"するように、たぶんワタシはこの先も走り続けるんだと思う。

宇野常寛さんが編集長をつとめて創刊された雑誌 #モノノメ にて、長編フォトエッセイを担当させてもらっています。
企画編集は、古い付き合いになる雑誌 #走るひと 編集長の上田唯人くん。
おふたりから熱のあるお誘いをもらい、ご一緒させてもらうことを決めたが、実は難産だった。
締め切りに焦りつつ、自分の上澄みを掬うように書いて提出した初稿はもちろん却下された。
(この様子は、Audeeでの3人で話した回の放送を聴いてもらえたら。)
ちょうど、自身の表皮を剥ぐような時期だったから、このままの感情で風景を心情を描写するのも初めてだった。
とにかく、唸りながら書いた。
ランナーの目線ってなんだろう?
毎日走る中で、自分は何を見ていたんだろう。
進まない原稿、書き進めた内容を読み返したら、とにかく暗い、そして迫る期日。
雨で延びた撮影日にホッとした。
とにかく、書けなかった。

キッカケは、ぴーかんに晴れた撮影日。
長い梅雨のあいだ、走る公園で見てた薔薇たちが枯れていた。暑すぎて、木陰で足を止めたら、裏から見たイチョウの木が綺麗だった。
ものごとは、予定通りに進まないことのほうが多い。
だからこそ、見つけようとする新しい道が、自身で拓いた選択肢として増えていくんだと思う。

そんな小さな目の前の景色が、筆が進む(iPhoneで打ってるけど)スタートボタンになった。

紙媒体で育ってきたワタシは、やっぱり紙に印刷された状態のものが好きだ。
分厚い雑誌の読み応えは抜群で、空き時間に好きなテーマのページからペラペラとめくりながら、お!と時々手を止める。
とにかくいろんな視点で物事を捉えられる雑誌だと思った。

宇野さん、上田さん、カメラマンの久富さん、スタッフの皆さん、素敵なページ、最後まで作り上げてくれてありがとうございました!!
18ページというボリューム、読み応えありました。
よく書いたなぁー。笑

雑誌 #モノノメ
#走るひとり
編集長 #宇野常寛 @uno1978
企画編集 #上田唯人 @上田唯人
写真 #久富健太郎 @kentaro_hisadomi
印刷 @fujiwara_printing

今朝、小雨だからと走りに出たら、途中、雨足は強まり、お気に入りだった白いシューズがぐっしょりとしてきた。
靴の中が気持ち悪い。
濡れちゃったもんは、もうしょうがない。
引き返しても進んでも、結局濡れるならまだ走り進めるほうを選ぶ。
やっぱり、ワタシが走る時は、結局ひとりが多くって、こんな感じで毎日を選びながら、生き進めている気がする。
いつの間にか、雨は上がって、水溜りに陽が射していた。
走って悪かったと感じたことは一度もない。


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2021/9/26

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