高橋優也さんのインスタグラム写真 - (高橋優也Instagram)「フォトグラファーの高橋優也が、全国の社会的養護に関わる方を写真で元気にするプロジェクトを始めます。 ※児童養護施設職員さん、里親さん、企業の方、NPOの方、児童養護施設出身者など。 2021年3月、僕は過去の発言や行動のことで炎上しました。中には事実とは異なることもありましたが、それも含めて、全て自分の行いのせいだと強く反省しました。それからしばらく、心身を休めるために実家に戻り、半ば引きこもりのような鬱屈とした日々を送っていました。そしてある日、母が言いました。「家に閉じこもってる時間があるなら、その時間を人のために使ってこい」母の言葉をきっかけに、今の自分にできること、少しでも人や社会にいい影響を与えられることはないか、調べたり探したりするようになりました。そして出会ったのが、あるYouTubeチャンネルでした。僕とさほど歳の変わらない児童養護施設出身者３人組が運営しているチャンネルです。咄嗟に、これは運命の出会いだと感じました。すぐに共通の知り合いに紹介してもらい、メンバーのひとりであるブローハン聡さんとお会いしました。正直に言えば、彼と会う約束をしてから実際にお会いするまで、心臓が張り裂けそうなほどにドキドキしておりました。過去に過ちを犯した僕に対して、どんな風に思っているのか、不安でたまらなかったからです。しかし実際にお会いすると、そんな不安はすぐになくなりました。彼はとても丁寧で優しく、僕の話も親身になって聞いてくださり、社会的養護の現状や虐待、育児放棄について、僕にも分かるように分かりやすく丁寧に教えてくださいました。児童養護施設などで育った子供は自己肯定感が低い傾向にあること。自分に自信が持てない子供が沢山いること。そんな子供達のために一生懸命、全力で戦っている職員さん達のこと。そういったお話を聞くうちに、自分が唯一できる「写真」によって、子供達や職員の方々の役に立てないかという思いが芽生えました。「偽善」と思う人もいるでしょう。そして僕自身、複雑な課題を抱えた世界に立ち入ることに恐怖心もあります。それでも、社会的養護という世界のことを、世の中に少しでも知ってほしい。言葉にならないような傷を抱えなが懸命に生きる子供達のこと、それを全身全霊で支える職員の方々のことを。僕自身、社会的養護の存在は以前からテレビやネットでなんとなく知っていました。しかし、今まで強く関心を持つことは、恥ずかしながらありませんでした。きっと皆さんの中にも、僕と同じような人は多いはずです。そういった方々に、少しでも知るきっかけをつくりたい。その一心で、このプロジェクトを立ちあげました。自分のこれまでの撮影で、思い出すことがあります。それは、撮影させていただいた方々から「見た目に自信がなかったんですが今日の撮影をきっかけに自分に自信が持てるようになりました！」「撮影前に嫌なことがあり気持ちがどん底まで落ちてたのですが、今日の撮影で元気になりました」というような言葉を、何度もかけてもらったことです。もし僕が写真を撮影することで、誰かを元気づけたり、行動する勇気を与えられるのだとしたら、これ以上幸せなことはない。そう、改めて思いました。「カゾクノカタチ」と名付けられたこのプロジェクトが、誰かの何かのきっかけになることを願って。今後とも暖かいご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 #高橋優也 #yuyatakahashi」12月30日 11時47分