猫沢エミさんのインスタグラム写真 - (猫沢エミInstagram)「昨夜、マリエンバートで。ならぬ、グラシエールで。フランス観光開発機構、フランス語では À TOUT FRANCE-ア・トゥ・フランスという、フランスの観光産業プロモーションを展開する機構の増田さんは、私がボンズール・ジャポンで長年お世話になった仕事の同志でもあり、長年の友人でもある。おとといからお仕事でパリ入りした増田さんと、FRaU編集部の風間さんが我が家にやって来て、日曜夜のアペロディナトワール。前菜は、シトラスタイムとシードルヴィネガーのドレッシングで和えたりんごとレタスに、カマンベールを丸ごとグリエして杏のコンフィチュールを添えた一皿。じっくり焼いたフロマージュを添えた冬のあったかいサラダ、赤ワインに合うのよ〜🍷😍 メインはドカンと家庭のクスクスを。クスクスにはチュニジア式、モロッコ式などいろんなスタイルがあるんだけど、私のはチュニジア式かな。鶏や羊と野菜たっぷりのスープを使って、スムール（クスクス）にかけ、唐辛子や香辛料の入ったメルゲーズソーセージをグリエして添える。お好みでアリッサをプラス。このメルゲーズ、斜向かいのハラルのお肉屋さんで買ったんだけど、8本頼んだら「マダム！2本おまけしとくね」ってどんだけ気前がいいんだ🤣アラブの人は、ほんとあったかいの♨️ ところで今や、フランスの定番ソーセージになったメルゲーズだけど、意外とその歴史は浅く、アルジェリアに移民したフランス人が、現地の熱い気候でも傷みにくくするために、香辛料や唐辛子を入れたソーセージを考えだしたそう。フランスの植民地支配時代、アルジェリアに移民したフランス人のことを pieds-noirs-ピエ・ノワール /黒い足と呼び始めた。理由は、入植者が原住民との区別をはかるため、黒い靴を履いていたことに由来する（説もあり）。そもそも当時の入植者の多くが軍人で、彼らの黒靴はスタンダードだった。そんなメルゲーズは〝ピエ・ノワールのソーセージ〟と言ってもいいかもしれない。ピエ・ノワール出身の著名人には，作家のアルベール・カミュ、デザイナーのイヴ・サン＝ローランなどがいる。彼らはアルジェリア生まれ。 #猫沢飯　#猫パリ　#ねこしき　#猫沢エミのインターナショナル五十路ライフシフト #猫沢エミリーパリへ行く」12月5日 21時48分