前田有紀のインスタグラム(yukimaeda0117) - 4月6日 22時38分

大学で4年間インドネシア語を専攻していた、というとだいたい「へ？なんで？何のために？」と質問されることが多かった。
確実に喋れた方がいい英語でも、ビジネスにも役立ちそうな中国語でもなく、私は本当にインドネシア語一択でした。

東南アジアでできるだけたくさんの人と話したい！そして、音の響きがすごく可愛くて好きだった！というのが理由だった。
教授のスヨトさんは優しい人で、みんなから「Pak yoto!（パヨト）」と慕われていた。インドネシア語のクラスのメンバーは本当に仲が良くて（私はなかなか参加できてないけどいまでも集まってる！）よくキャンパスの芝生で授業してたのが懐かしいなぁ。インドネシア料理店でアルバイトもしていたので、コックさんたちとたくさんコミュニケーションをとって言葉を覚えた。

とはいえ、卒業してからこれと言って使う機会がなかったので、ほぼ忘れてしまっていて、旅の前に勉強しなおしてから出発しました。

ウブドでは、朝の散歩でたくさんの人に話しかけてみた。ドライバーの人も街の人も、英語でももちろん話せるけど「Selamat pagi！（おはよー！）」と声かけるだけで、「あーきみはインドネシア語わかるんだね、ペラペラペラペラ」と笑顔が増し増しになるので、私もわからない言葉も多いけど嬉しくておじいちゃんにもおばあちゃんにも子どもたちにもたくさん話しかけてしまった。

効率だけなら、やっぱり正確に簡潔に伝わる英語なんだけど、公用語のインドネシア語の言葉を少しでも喋ってみると、一気に距離が縮まって素顔が覗ける気がした。
私は習得に4年費やしてしまったけど、たくさんの民族の共通の言語として成り立っているインドネシア語はすごく覚えやすくて、発音もしやすい言語。こどもたちも旅の後半には、「テリマカシー！（ありがとう）」と話すようになってた。音も響も可愛いので、インドネシアに行かれる方には、ぜひぜひ挨拶だけでも覚えてみてくださいね。

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