WWDジャパンのインスタグラム(wwd_jp) - 4月14日 12時14分
インタビュー:アーティストYOSHIROTTENが大型プロジェクト“サン”で目指したこと 拡張する創造性
アーティストのYOSHIROTTENは、東京・国立競技場でNFTやプリント、書籍などの多岐にわたるメディアで構成するアートプロジェクト“サン(SUN)”のインスタレーションを、4月1、2日の2日間開催した。場所は競技場敷地内の大型車駐車場で、2000平方メートルの広大な空間。そこに銀色の太陽のイメージで描いた数十体の“サン”を配置し、巨大なLEDスクリーンやプロジェクションを使った映像、音楽、スモークと照明を使った空間演出で、シンプルな作品の多様な表現に挑んだ。会場には“サン”の書籍やプリント、レコードなどを販売し、2日間で約5000人が訪れた。また3月31日〜4月2日には、特設サイトでNFTとしてもリリース。YOSHIROTTENが1日1枚の“サン”を1年間手作業で描き続け、合計365点となった連作をさまざまなメディアで発信した。アート界での活動を始め、音楽やファッション、商業施設など大小さまざまな規模の仕事を横断するアーティストが、“サン”を通じて伝えたことは何だったのか。夜にはフライヤーを自ら配布するなど、自主企画にこだわった裏側についても聞いた。
WWDJAPAN(以下、WWD):“サン”の構想が浮かんだきっかけは?
YOSHIROTTEN:2020年のコロナ禍に、毎日何かを作り続けようと決意したのが始まり。当時は外出自粛でスタジオを閉め、会社に行かなくなり、いろいろな場所に出かけられなくなって窮屈だった。準備していたイベントや仕事が中止になったり、延期になったり、もう少しで実現しそうなことが急にできなくなった。そこから自分自身について考える時間が増えていくうちに、自分はものづくりを続けてきたからこそいろいろな人に出会い、僕がつくったものをその人たちが喜んでいる姿に自分も喜びを感じるのだと気付いた。だから、これからもものを作り続けていこうと決意し、作品を毎日作り続けた。
WWD:“サン”のネーミングの由来は?
YOSHIROTTEN:作品を毎日作り続けて、ある程度たまってきてから“サン”という名前に決めた。それから太陽の日と言われている春分の日に本格始動するため、今年1月から今回のイベントの準備を始めた。
インタビュー全文は @WWDジャパン プロフィールのリンクから
PHOTO:YUTA KONO
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2023/4/14