SPURのインスタグラム(spurmagazine) - 4月15日 01時41分


裏側から見る写真も気に入っていますね、と高木さん。入口正面の作品群、その背後に回ると、「障子」になっていることにハッとする。和紙を透過する光の陰影は、裏側からも、美しい。表裏一体、ここにもひとつの「パラレル」な構図を見ることになるわけだ。「一切、壁などに(展示作品は)触れられないので、浮かせているんです」。「障子」に貼られ、床から一定の空間を保って浮遊する作品群。「できるだけ自然光で見せたかったのですが、部分的に照明を設定し、建物の外側からも光を打っている箇所もあります。でも、ほぼ自然光を生かしているので、毎日雰囲気は変わります。(開場直後の)朝一番もきれいですよ」。
いよいよ本日、4月15日より開幕するKYOTOGRAPHIE。二条城二の丸御殿、台所及び御清所で披露されるのは、#高木由利子 さんの「PARALLEL WORLD」。軸はふたつだ。まず、民族衣装を日常的に着て生活している人たちの情景。30年に渡る創作だ。そして、40年の時空を辿るファッション領域の作品。プリントのサイズや形状も多様だ。デジタル写真、自ら漆喰の上にUVプリントした写真、プリントの上に彩色した作品、またはオリジナルフィルム写真も。高木さんといえばイッセイ ミヤケとの協業も有名だけれど、ブランドのインスピレーションである「一枚の布」に着想したケープやマントをまとった人々のシリーズも見逃せない。
展示デザインは#田根剛 さん。黒い漆喰で模ったフレームや、屋外に設営した作品など、心憎いサプライズもさまざま。「打ち合わせなしにもどんどん進んでいきました」と田根さんが語るように、阿吽の呼吸だった模様。
Another Myselfと名付けられたDIORのオートクチュールをとらえた作品群も圧巻。ふたりの人物が佇んでいるようで、実は同一人物というギミックには、自我の本質を考えさせられる。なんといっても作品の無類の美しさに、高木さんとDIORという幸せなマリアージュへの拍手を誰もが送りたくなるはず。
東京都現代美術館の「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展の高揚感が、京で新たに蘇る……! ここにもパラレルな感動がありました。
#KYOTOGRAPHY #SPUR編集G #写真 #DIOR


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2023/4/15

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