浜崎あゆみのインスタグラム(a.you) - 7月16日 21時16分

来週末の青森公演。

2020年のコロナ禍、幕を開けたばかりのツアー自体を中止せざるを得なくなり36公演がキャンセルとなった中のひとつが青森だった。
しかも、青森はツアー序盤に組まれていた公演だったから最初は「延期」のアナウンスだった。

延期して日程が変わる事によってチケットを手にしていてもその日は行けない、となるお客様が必ず出てくる状況に申し訳なさで頭がいっぱいになり、スタッフ皆で一丸となりとにかく必死で延期先の会場を探して見つけたときのあのなんとも言えない安堵感と高揚感。

心のどこかで感じていた何かをかき消すように「キャンセルではなく延期だよね！」
「延期の対象になった皆へ早く振り替え日程を知らせたいね！」そんな一座の仲間達やスタッフチームとの会話もむなしく、延期どころか無情にも「全中止」の現実にすぐさま襲われた。

あの時のような気持ちを「目の前が真っ暗になる」というのだと思う。先の見えない絶望を全国のTAに、全てのお客様に、ツアークルーに、一座の仲間達に、決定事項として言葉にして伝えなければならなかった。いま思い出しても苦しすぎる。

今年の4月に25周年を迎えさせていただいてから、代々木、千葉、埼玉、と大盛況すぎて有り難いような心苦しいような、とんでもないチケット不足だった状況に決して甘んじず、来週末の青森公演も、翌日の岩手公演も、そして続くその先もずっと、いつ「突然ですが今日でこのツアーは終わりでした、再開の目処は全くありません」と告げられても「精一杯やった」と言い切れるよう全力で向き合おうと決めている。
その年齢でそんなスケジュール大丈夫？と思われようがどれだけ言われようがやり切るのだ。
そしてそれはただがむしゃらに走り抜けるのではなく、毎公演丁寧にベストを尽くすのだ。
いつか鮮やかに思い出せるように。

さて、青森公演、何を仕掛けていこうか😎‼️

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