川本睦子のインスタグラム(muzco) - 8月3日 22時46分

広島、祈りの日に、原爆ドーム近くの地下にて歌います。

2018年から細々と続けている「原爆のうた」プロジェクト。
広島の子供たちは学校で何かしらの平和の歌を習います。わたしの頃は「青い空は」だったかな。ずっと前は「原爆許すまじ」で、今は森光七彩さんの「アオギリのうた」を歌うことが多いようです。

他にも、わたしの知らないヒロシマを題材にした曲はたくさんあり、そういう曲は楽譜や録音としてただ存在が残るだけではなく、誰かが演奏していかないといけないのではと思って、立ち上げたのがこのプロジェクトです。

ジャズシンガーはスタンダード・ナンバーを歌うだけではなく、古今東西の超有名曲からマイナー曲まで膨大な曲たちの中から、自分のセンスで選び取り自分味にアレンジして世の中にプレゼンするというお役目があると思っています。

原爆関連の楽曲と向き合うことは、はっきり言って、めちゃくちゃしんどいです。歌い手とは巫女でありシャーマン的な要素もあり、わたしは特に憑依型なので、それはそれはしんどいです。毎回本番を終えたら回復までだいぶ時間がかかってます。今回もそうなるでしょう。

なぜ自分が広島に生まれたのか、なぜ被爆2世として生まれたのか、なぜ平和の問題に向き合う家庭に生まれたか考えても理由などないですが、そういう環境のシンガー、特にジャスシンガーは少ないでしょうし、ここまで魂燃やしてできることは、ないんですよね。

やらないといけない。
わたしなりの慰霊。

ピアノはいつもこのプロジェクトでたくさんの力を与えてくださる、森光明先生です。

もしよろしければ、足を運んでください。

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