石村友見のインスタグラム(tomomi.ishimura) - 9月12日 20時24分


きょうは、
いま何かに苦しんでいる人に
伝えたいことがあって
これを書いています。
 
その苦しみからずっと抜け出せず
身動きが取れない状態に
なっているとしたら、それは…
 
 
「過去の自分から抜け出さないように
 自ら苦しみをつくり出している」
 
 
からなのかもしれません。
何でそんなことを言うかというと、
私がそうだったから。
 
 20代の時に私は憧れの「劇団四季」に入団。
そこでは毎日が熾烈な競争の日々で、運良く

「ライオンキング」

という作品に出演できたものの、
過酷な稽古と怪我も重なり
心はボロボロになっていきました。

医師の診断は「仮面うつ病」。
 
その後、逃げ出すように劇団四季を退団します。
でも、逃げた自分を認められず、
「次こそ世界的なレベルで自分を磨く」と
強がって単身ニューヨークに渡り、
ブロードウェイミュージカルの舞台を
目指すことにしました。
 
憧れの舞台に立ちたい一心で、
人並外れた量のトレーニングをこなし、
あらゆるレッスンを片っ端から受けて
努力をしていたつもりですが、
結局、「一度逃げ出した自分」が
ずっと追いかけてきたんです。
私の心はこう囁いてきます。
 
 
「私にできるわけがない」
「逃げ出した私にそんな資格はない」
 
 
大抵のオーディションは朝10時スタート。
毎朝、その時刻に近づくと、
私の体は鉛のように重たくなり、
まるで金縛りにかかってしまったかのように
ベッドから起き上がれなくなりました。
 
 夢を叶える人たちがたくさん集まっている
キラキラしたマンハッタンのビルの街並みが、
いつしか私には冷たく凍てついた
コンクリートの塊にしか見えなくなり、
 
夢であふれていた心は、
どんどん真っ黒な感情を
かかえるようになりました。
なんの成果もだせない6年間...。

 
そんなときに、私に転機が訪れます。

ニューヨークに遊びにきていた
劇団四季の同期2人から
食事の誘いがあったんです。
彼らは当時からスターです。

気がひけながら店にいった私を
歓迎してくれた彼らは、
当時の様子を語りはじめます。
 
「あの時は本当に辛かったよね…」
 
 えっ!?どうゆうこと?

私は耳を疑いました。
あんなに眩しかった彼らも
そんなに苦しんでいたの!?
そうか、苦しいのは
私だけじゃなかったんだ…。
 
その瞬間、固くこわばっていた胸の奥が
フワッとゆるみ、過去に囚われ
続けていたことに気づき、初めて
「これまで」の自分を
許すことができたのです。
 
 
この日をきっかけに真っ黒だった感情が
いっきに白に変わりました。
あの苦しい過去があったから
今の自分があるんだ。

その日から前を向きはじめた私は、
幸運にもミス・サイゴンのオーディションに
合格することができたのです。
合格通知を見た私は、膝から崩れ落ち、
うずくまって泣きました。
 
 "過去”がどんなに辛いものであっても
「今」を変えれば黒い感情が白に変わる。
過去の捉え方を大きく変えることができます。
 
 オセロには、白と黒の駒があります。
過去にいくつか黒い駒があったとしても、
未来に白い駒を置けば、過去の黒い駒まで
ひっくり返って白になる。
 
そうやって「人生」というオセロの盤上に、
白い駒が増えてくれば、
心がふっと軽くなるはずです。

 
「これから」を変えれば
「これまで」も変わる。
 
 
明日があなたにとって
より良い日になりますように。
 
 心に羽を。

#今
#未来
#ブロードウェイ
#ニューヨーク
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2023/9/12

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