Boojilのインスタグラム(boojil) - 1月17日 09時34分

イラストレーターの仕事をしていると、よく「どちらの美大を出たんですか？」と聞かれる。

わたしは美大にはいっていないし、義務教育で美術を学んだことと、ファッションの専門学校(目黒ドレスメーカー学院)でスタイル画の授業を取っていたことくらいしかやっていない。

ただ、ただ絵を描くことが好きだった。それを仕事にしたいと強く願ったのが19歳の時。

誰かに習うことも必要な場合だってあるけれど、それよりも、先に「好き」という気持ちさえあれば、いつでも始められるし、仕事にだってなり得るのだと思う。

両親にも絵を仕事にすることは反対され、なにくそ精神でがむしゃらにやってきた。最初から応援してもらっていたら、もしかしたら甘えてしまって、成長もゆるやかだったかもしれない。

仕事も、お金もなくて、辛かった時、お客さんが絵を見て、喜んでくれたから頑張れたのだなぁ、と昔を思い出すと、あの時、あの場面でこんなひとたちがわたしに優しく声をかけてくれていたなぁとしんみりする。

CD jacket ”yupi talk ” 「the pillow books of yupitalk」
artwork by Boojil

CDジャケット
yupi talk 2009年

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