テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 9月25日 11時45分

ドイツ中部から北部へと続く道を進みます。1700年、春。15歳のバッハはこの風景を見ながら歩いて旅をしました。
ベルリンからおよそ900キロを走るとリューネブルクに着きました。12世紀に拓かれ、地元で産出する岩塩の交易で繁栄した街です。
一廓に大きな教会が見えました。バッハは、この教会の給費付きの合唱団に入団するためやって来たのでした。初めて故郷を出たバッハにとって、この華やかな街並みは大都会を感じさせた事でしょう。男性が教会への道を教えてくれました。
聖ミヒャエル教会。壁にバッハが合唱団員として2年間在籍したことが記されています。
パイプオルガンの下に合唱団の席がありました。バッハはボーイ・ソプラノの美声から大いに歓迎されましたが、ある日声変わりの時期を迎え、合唱団を外れオルガン奏者としての技術に磨きをかけ、作曲にも情熱を傾けました。「わずか2年だったが、バッハとその音楽にとっては大きく飛躍するための2年間だった」と、町の人が語ってくれました。

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