豊永阿紀のインスタグラム(aki_t_official) - 3月16日 22時25分


赤いパンツを買った。迷いのない赤一色のパンツ。買うつもりはなかったのに、いま、私のもとにいる。本当は、チェック柄を買おうと思っていた。つい数秒前まで。
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尊敬する人の作った服。尊敬する人の特別な日に、何か買いたいと思った。悩んだ結果、当日のお目当てはレッド、ブラウン、ブルーのチェックで展開されているチェック柄のパンツ。の、ブルー。
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なんとか時間内にたどり着いた会場で、これのブルーをくださいというと、「申し訳ありません。レッドしか在庫がなくて、」と言われた。先行発売日×閉まってしまうギリギリの時間、仕方ない、当たり前だと思った。だけど、レッドのチェックも第二候補だったので、それをお願いします。といった。
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すると、手渡されたのは、真っ赤のパンツだった。ありがとうございます、と受け取り、そこでやっと、チェックの他にこの赤があったことを思い出した。会場は満杯の人、並んでしまっている列、手のひらに乗る赤を見つめた。正直、どうしようか、一度戻してもらおうかと考えた。だけど言い出す勇気がない。どうしようか。もう一度赤を見る。すると、名前の書いてあるタグと目があった。この子の名前は、「こういう自分を知るパンツ」
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私は赤い服が好きだ。似合うねと言われてからは、もっと好きになった。真っ赤なワンピースを何着も持っている。どれも違う大切な服たち。なのになぜ、このパンツにこんなに迷うのか。好きなのに、形も色も、好きなのになぜ。
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その答えは簡単だった。「似合わない」を恐れていた。他の服でもそうだった。少しでも派手な服を着ると、笑われてしまうんじゃないかと、そればかり考えていた。着た自分のことなんて、まだ何も知らないのに、他人のために、自分の好きを変えるなんて。自分が好きなら、それが全てなんじゃないか。服って、お洒落ってそういうものじゃないのか。この名前にそう、気づかされた。
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ここの服はどれも名前を持っていて、私たちの名前と同じように意味があって、そのどれもに物語がある。この名前の由来はまだ教えてもらってないけれど、それとは別の、わたしとこの子の物語。大切なことを教えてくれた、この子との物語。
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買って数日が経った。
ついに、履いてみた。
新しい私を知れた気がした。
おしゃれだなぁ、といつも思っている人に褒められた。
派手だとは言われたけれど、似合わないとは言われなかった。言わなかっただけなのかも知れないけれど、そんなことどうだっていいと思えた。
私が好きならそれでいいし、好きを続けたら、それが私になるんだなぁ、とふと思った。私のところに来てくれてありがとう。
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大好きな一枚と、私のはなし。
#lebeccaboutique
#レベッカブティックとわたし


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2019/3/16

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