珠洲春希さんのインスタグラム写真 - (珠洲春希Instagram)「宝塚の演出家の柴田先生が御逝去されました。近年、お目にかからせていただく事は無くなってきてはいましたが、とても…とても寂しくて、悲しくて… 初めて観た宝塚は、柴田先生の作品の「うたかたの恋」。なんと、7年後に、この大好きな作品に出演が出来た事の喜び… 初舞台も柴田先生の「仮面のロマネスク」でした。そして、私の中に最も深く残る作品は「誰がために鐘はなる」。「お芝居が苦手な人」の枠にいたであろう私が、身に余るお役をいただき、こんな私が、恐れ多くも、先生と毎日の様に一対一で抜き稽古をしていただいた事…それは、私の芝居が上手くなかったからだと分かっているのですが、「お前の台詞で幕が降りるんだ」と、何度も何度もお稽古をつけて下さいました。あの時は、無我夢中でしたが、どれだけ有難く、幸せな事だったか… 私に、芝居への自信を授けて下さいました。下級生ながらに、主役級の方々だけではなく、下級生にまで沢山のお役や台詞を与えてくださり、それでいて1時間半と言う短い時間の中でこんなにも心を掴まれてしまう物語を創られるなんて…と、舞台を見るたびに先生の凄さを感じてずにはいられませんでした。「紳士」と言うお言葉がぴったりな柴田先生。本当に、有難うございました。心より、御冥福を御祈り致します。」7月22日 17時06分