土屋太鳳のインスタグラム(taotsuchiya_official) - 4月2日 15時45分

この間、春になったら桜が咲いて、
それを綺麗だね、綺麗ですねと伝え合うのは
当たり前のことだと思っていた、と書きました。
桜が散るのは次の春に咲くためだから寂しくないんだって
毎年思い込みながら桜吹雪を見送ってきたけれど、
そうじゃないこともあるんだよ、と
今年の春は
穏やかな声に教えられた気がします。
.
佐々部監督は、
大切なことほど、大切な場面ほど、
穏やかにお話をされるかたでした。
難しい場面だなと感じる時ほど
寄り添ってくださるのが分かりました。
心が動くのを待ってくださる監督でしたし、
動くように導いてくださる監督でした。
でも、
強く引き出してくださる監督でもあり、
肝である部分、譲らない部分、しなければいけないことは
はっきりと要求し、示してくださる監督でもありました。
.
「日輪の遺産」のスーちゃんを生きた時は
「この場面は右の目から涙を流せるといいね」と
14歳の、演技の経験がほとんどない私におっしゃいました。
聞いた時はビックリしたけれど、
でも不思議にプレッシャーじゃなかった。
女優として話してくださってるのかな、
という気持ちになれました。
「日輪の遺産」のクランクアップの時、
「演技ではない演技が出来ていて、良かったよ」
とおっしゃってくださった声が
「約束のステージ」で再会させていただくまでの
心の支えになりました。
何が出来なくても、演技ではない演技を目指そう。
そう思って歩いてきた私に、今度は
「太鳳がそこにいるだけでいいんだよ。」
と言ってくださいました。
.
演技をするはずの撮影現場で、
演じるということさえ
とっぱらってくださる監督。
「よーい！スタート！！」の声が
プレッシャーにならず、励ましてくださるような
背中を押してくださるような響きのかたでした。
.
描きたいテーマがあったら
何年かかっても、10年以上かかっても
御自分で交渉して、貫く。
そして
「打ち上げは、縁の下で踏んばってるスタッフを労う
数少ない機会だから、
絶対にやらなきゃいけないんだ」とおっしゃって、
スタッフさんがたを招く。
佐々部監督と御一緒していると
「組」という意識を強く持つことが出来ました。
.
もっともっともっと、
もっともっともっと
たくさんの作品を創らなきゃいけない監督だったと思うし
もっともっともっとたくさんの方々に
佐々部監督の作品を観ていただきたい。
.
だから、
元気を出します。
教えてくださったことを活かして
今、映像も舞台も大変な状況になっているけれど
新しい目標を心に持ったので、
その目標と一緒にがんばります。
.
心を寄せてくださった方々、
本当に本当に本当にありがとうございます。
たくさんの言葉にちからをいただきました。
.
今は世界中が、
まるで見えないものに無理矢理全てを変えられてしまいそうな
不安な気持ちが続いていて
何もかもが心配だけれど、
もしそうだとするならば、だからこそ
新しい何かに気づくことが出来るよう
「今」を大事にしようと思います。
.
質問コーナー、止まってしまってました。
明日から再開します！！！！！
よかったらこれからも読みに来てください。
そしてどうか身体を大切に、
おうちでの時間を大事にしつつ
水分補給など気をつけてみてくださいね。

[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め！「UVシールド」を購入する