林信行さんのインスタグラム写真 - (林信行Instagram)「宮前義之さんの最新チャレンジは、色鮮やかな7色の糸で織られた横尾忠則 「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE」発表  The return of Yoshiyuki Miyamae with an A-POC making venture. #ISSEYMIYAKE  宮前義之さんと言えば、ISSEY MIYAKEのデザイナー。昨年までブランドの顔として、コレクションの最後に挨拶する姿を見かける印象が強かったが、昨年9月、近藤悟史さんに交代。その後も美術展などでは変わらぬ姿を見かけていたのだけれど…  今週になって、その後の宮前さんの活動がようやく明らかになった。ISSEY MIYAKEが1998年に生み出した技術「A-POC」による最新のとりくみに挑戦していたのだ。  確かに宮前さんと言えばtakramと組んでスチームストレッチ素材で言葉を添えて贈る一輪の花「FLORIOGRAPHY」をつくったりと、素材、作り方、売り方などあらゆる面で新しい実験、チャレンジをつづけるのが好きなんだろうなぁとは感じていた。  その性格は三宅一生さんにも見抜かれていたらしく、シーズンごとの制作に追われるよりも、じっくりと腰を据えて時間をかけた研究開発や商品開発に取り組む方に仕事をシフトしたようだ。  そうしてでてきた第1弾が「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE」。A-POCを進化させ生み出されたプロジェクトだ。  A-POC(A Piece of Cloth)とは、1枚の布の中に服のデザインを完成させる、という画期的な試み。最近でこそ、環境意識の高まりで無駄の少ないこうした服作りが注目され始めているが、ISSEY MIYAKEは、1998年に、コンピューター制御により1本1本の糸に指示を与え、一体成型で多様なバリエーションの服を適量生産するこの技術を形にした(1998年と言えばThink different.キャンペーンに三宅一生さんが登場し、iMacが発表された年だ)。  宮前さんがISSEY MIYAKEに入社したのは2001年(iPodの年)だが、今回、改めてこの技術に向き合い、いつの時代も普遍的なスタイルを持つブルゾンをキャンバスに、横尾忠則さんのカラフルなイラストを配した。  最初は当然、プリントだと思っていたけれど、話をよく聞けば、そしてA-POCがそもそも、どういうものかを考えればそうでないことがよくわかる。近づいて見てみると確かに7色の糸で描かれていることがよくわかる。  描かれているのは「ターザンがやってくる」、「モナリザ」、「よだれ」など横尾忠則さんの代表作とも言える作品ばかり8作。  どれも強烈なインパクトだが、ISSEY MIYAKEのブルゾンとして羽織られると、なんだか妙にしっくりくる(おむけに見た目に反して驚くほど軽い!)  リバーシブルなブルゾン、裏返した時の横尾忠則の輪郭なのだけれど、なんだか落ち着いている感じもとてもよい。  話を聞きながら感心していると、横尾忠則さんが現れて、かなり感激した様子を熱く語っている。と、思ったら本人ではなくそっくりな息子さんだった。「とにかく素晴らしいでき」だと、横尾さんの親族も感激して一家総出で見に来ているようだった。  新しい試みの第一歩となる「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE 0(ゼロ)」は、代官山のDAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERYにて明日25日(日)まで展示されているが、そこで見て欲しいのはブルゾンだけではない。  今回、展示のために顔だけ1つ1つ異なるマネキンも新たに3Dプリンターでつくるというチャレンジが行われている。また展示されておらず見れなかったが、ハンガーは立川の福永紙工と共同で、紙のハンガーを開発している(この開発も妥協を許さない、かなり面白い試行錯誤があったようだ)。  大小2サイズ展開で、全柄18万円(税抜き)。昨日よりHOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE/DAIKANYAMAで販売を開始しており、11/13(金)からはISSEY MIYAKE SEMBAで販売と同時にA-POCのものづくりプロセスを伝える展示を開催。11/20)金)からはISSEY MIYAKE KYOTOでも販売をし、KURAでの展示再開後最初の展示として関連展示が行われる。  ブルゾンもそうだが、裁断する前の布の状態の横尾忠則作品が飾られた代官山の展示は、日本を代表するデザインブランドのものづくりを感じる展示として、1人でも多くの人に見てもらいたい。」10月24日 16時18分 - nobihaya

林信行のインスタグラム(nobihaya) - 10月24日 16時18分


宮前義之さんの最新チャレンジは、色鮮やかな7色の糸で織られた横尾忠則
「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE」発表

The return of Yoshiyuki Miyamae with an A-POC making venture.
#ISSEYMIYAKE

宮前義之さんと言えば、ISSEY MIYAKEのデザイナー。昨年までブランドの顔として、コレクションの最後に挨拶する姿を見かける印象が強かったが、昨年9月、近藤悟史さんに交代。その後も美術展などでは変わらぬ姿を見かけていたのだけれど…
 今週になって、その後の宮前さんの活動がようやく明らかになった。ISSEY MIYAKEが1998年に生み出した技術「A-POC」による最新のとりくみに挑戦していたのだ。
 確かに宮前さんと言えばtakramと組んでスチームストレッチ素材で言葉を添えて贈る一輪の花「FLORIOGRAPHY」をつくったりと、素材、作り方、売り方などあらゆる面で新しい実験、チャレンジをつづけるのが好きなんだろうなぁとは感じていた。
 その性格は三宅一生さんにも見抜かれていたらしく、シーズンごとの制作に追われるよりも、じっくりと腰を据えて時間をかけた研究開発や商品開発に取り組む方に仕事をシフトしたようだ。
 そうしてでてきた第1弾が「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE」。A-POCを進化させ生み出されたプロジェクトだ。
 A-POC(A Piece of Cloth)とは、1枚の布の中に服のデザインを完成させる、という画期的な試み。最近でこそ、環境意識の高まりで無駄の少ないこうした服作りが注目され始めているが、ISSEY MIYAKEは、1998年に、コンピューター制御により1本1本の糸に指示を与え、一体成型で多様なバリエーションの服を適量生産するこの技術を形にした(1998年と言えばThink different.キャンペーンに三宅一生さんが登場し、iMacが発表された年だ)。
 宮前さんがISSEY MIYAKEに入社したのは2001年(iPodの年)だが、今回、改めてこの技術に向き合い、いつの時代も普遍的なスタイルを持つブルゾンをキャンバスに、横尾忠則さんのカラフルなイラストを配した。
 最初は当然、プリントだと思っていたけれど、話をよく聞けば、そしてA-POCがそもそも、どういうものかを考えればそうでないことがよくわかる。近づいて見てみると確かに7色の糸で描かれていることがよくわかる。
 描かれているのは「ターザンがやってくる」、「モナリザ」、「よだれ」など横尾忠則さんの代表作とも言える作品ばかり8作。
 どれも強烈なインパクトだが、ISSEY MIYAKEのブルゾンとして羽織られると、なんだか妙にしっくりくる(おむけに見た目に反して驚くほど軽い!)
 リバーシブルなブルゾン、裏返した時の横尾忠則の輪郭なのだけれど、なんだか落ち着いている感じもとてもよい。
話を聞きながら感心していると、横尾忠則さんが現れて、かなり感激した様子を熱く語っている。と、思ったら本人ではなくそっくりな息子さんだった。「とにかく素晴らしいでき」だと、横尾さんの親族も感激して一家総出で見に来ているようだった。
 新しい試みの第一歩となる「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE 0(ゼロ)」は、代官山のDAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERYにて明日25日(日)まで展示されているが、そこで見て欲しいのはブルゾンだけではない。
 今回、展示のために顔だけ1つ1つ異なるマネキンも新たに3Dプリンターでつくるというチャレンジが行われている。また展示されておらず見れなかったが、ハンガーは立川の福永紙工と共同で、紙のハンガーを開発している(この開発も妥協を許さない、かなり面白い試行錯誤があったようだ)。

大小2サイズ展開で、全柄18万円(税抜き)。昨日よりHOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE/DAIKANYAMAで販売を開始しており、11/13(金)からはISSEY MIYAKE SEMBAで販売と同時にA-POCのものづくりプロセスを伝える展示を開催。11/20)金)からはISSEY MIYAKE KYOTOでも販売をし、KURAでの展示再開後最初の展示として関連展示が行われる。

ブルゾンもそうだが、裁断する前の布の状態の横尾忠則作品が飾られた代官山の展示は、日本を代表するデザインブランドのものづくりを感じる展示として、1人でも多くの人に見てもらいたい。


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2020/10/24

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