偕成社のインスタグラム(kaiseisha_pr) - 11月30日 12時00分
【今週のおすすめ】怒ったとき、抱きしめてほしいとき……。「泣くこと」をやさしく語る、スペインの翻訳絵本『どうしてなくの?』(フラン・ピンタデーラ 文/アナ・センデル 絵/星野由美 訳)
ある日、じっと考えごとをしていた男の子、マリオはいいました。「ぼくたち どうしてなくの?」
その質問に、おかあさんは考えながら、やさしく答えます。
「──そうね 「なく」には いろいろな「なく」があるの」
悲しいとき、「悲しい」が大きくなりすぎると、体からあふれて、なんとか抜け出そうとして泣く。
怒ったとき、おさえきれなくなって、黒い雲からふるはげしい雨のように、泣く。
自分のいるところがわからなくなったとき、暗闇で答えを探しているうちに、涙がこぼれる……。
まるで詩のようにやさしく、人はどんな気持ちのときに泣くのかを教えてくれるおかあさん。いつのまにかその目からは、涙が流れていました。
「おかあさん どうして ないてるの?」
マリオの質問に、おかあさんはにっこり、こう答えるのでした──「しあわせだなって なくことも あるのよ!」
ページをめくるたびにちがった世界が広がり、どの絵もカラフルかつあたたか。「泣く」ということの裏にはさまざまな感情がある、ということが、絵のイメージからもやさしく伝わってきます。
理由を知ると、涙が温かなものになるかもしれません。
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2020/11/30