ダンデライオン・チョコレート・ジャパンのインスタグラム(dandelion_chocolate_japan) - 12月2日 12時00分
ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前 - Instagrammers Gourmet
大量生産された安価な食材が世の中に増えるにつれて、2000年代からクラフトビールやサードウェーブコーヒーのように「原点回帰」を唱える風潮が生まれてきました。生産数が少量になっても、昔ながらの製法やこだわりの素材で作ることを目指すクラフトフードムーブメントの流れに乗る形で、「クラフトチョコレート」という新しい分野が誕生します。
■クラフトチョコレートへの回帰
「クラフトチョコレート」自体の始まりは、実は2000年代よりも前に遡り、1995年にアメリカ・サンフランシスコで創立したScharffen Berger(シャーフェン・バーガー)。彼らが一番最初に「スモールバッチ(少ロット生産)」を敢えて始めたことで、チョコレート業界を変えたとも言われるメーカーです。
シャーフェンバーガーはフランスのベルナシオンで修行し、サンフランシスコに戻り、昔ながらの機械やハンドメイドの機械でチョコレートを作っていました。しかし、2006年にHersey’sに買収されてしまい、ブランド自体は残っているものの、元々の工場は閉鎖され、商品構成自体は変わってしまいました。
このストーリーは、アメリカでクラフトチョコレートの歴史を語る上で、必ずと言っていい程登場しますが、ダンデライオン・チョコレートにとってもシャーフェンバーガーは先駆者的存在として、今でも尊敬されています。
日本でのクラフトチョコレートムーブメントの発祥は、2010年のEmily’s Chocolate OKUSAWA(@emilys_chocolate_okusawa )の誕生に遡ると言われています。エミリーズチョコレートが雑誌に取り上げられたことをきっかけに、2012〜2014年にかけて、今も活躍するクラフトチョコレートメーカーが多く誕生します。ちなみにエミリーズチョコレートは現在も実店舗は持たず、オンラインと催事で購入することができます。
現在、クラフトチョコレートメーカーは全世界で少しずつ数が増え、カカオ豆を購入してチョコレートを作るBean to Bar に留まらず、カカオの木の栽培からチョコレートの製造までを一貫して行うTree to Bar、動物性ミルクを使用しないオルタナティヴ・ミルクチョコレートなど、新たな分野が次々に生まれています。今後も新たなチョコレートの歴史から目が離せません。
チョコレートはその長い長い歴史の中で、様々なかたちに変化しながら進化して行きました。カカオやチョコレートは今後も新たな研究結果や発見が生まれる可能性のある、魅力的な食べ物です。
これまでの歴史に想いを馳せながら、未来のチョコレートの可能性にワクワクしながら、日々チョコレートを楽しんでいただけると嬉しいです。
*『チョコレートの歴史を知ろう - 海を渡って進化するチョコレート』では、カカオの発祥から現在のクラフトチョコレートの成り立ちまで、幅広く解説しています。興味のある方は、WEBサイトの記事も合わせてお読みいただけると幸いです。
Photo by @dandelionchocolate
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2020/12/2