小橋めぐみのインスタグラム(megumikok) - 2月11日 12時39分
積読本になっていた、
「和菓子のアン」をようやく。
デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた18歳の女の子、アンちゃんが主人公の小説です。
月ごとに変わる上生菓子の説明も、どんどん上達し、時には手厳しかったり、謎だったりする個性豊かな客たちに揉まれながら、和菓子の奥深さに目覚めていくアンちゃん。
洋菓子と和菓子の違いを聞かれて即答できず悩んでいたアンちゃんに、店長はこう言います。
「この国の気候や湿度に合わせ、この国で採れるものを使い、この国の人びとの冠婚葬祭を彩る。それが和菓子の役目」と。
この国の風土に根ざしているからこそ、和菓子は上生菓子さえ常温保存が基本。仏壇には最中や干菓子。おめでたいときの紅白饅頭。
そう言えば小学校の創立記念日の時に、ピンクと白のお饅頭をもらった時に、「これは紅白饅頭」と言うのよ、と、母から教えてもらったなぁと思い出しました。
写真の上生菓子は、「咲き分け」という銘のきんとん。
「咲き分け」はひとつの株でふたつの色が混じって花咲くことで、紅白の場合、白の旗を用いた源氏と赤の旗の平家に由来して「源平咲き」とも呼ばれるそう。(正確な置き方は、白が左、紅が右、です🙇♀️)
先ほど自転車を走らせたら、
紅梅も白梅も、元気に咲いていました。
春がもう、すぐそこまで。
#和菓子のアン
#坂木司
#読書日記
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2023/2/11