小山進のインスタグラム(es_koyama) - 5月5日 17時15分

【OH MY inGOD】

フランス語で「インゴット（金塊）」という意味を持つフィナンシェ。
そこに「オーマイゴッド」を掛け、『OH MY inGOD(オーマイ インゴッド)』とシャレ的な感覚で名付けました。
ボックスを開けると並ぶ2タイプは見ての通りビジュアルはもちろん、味わいや食感など特徴が全く異なります。
ひとつは修業時代に関西の主流だった、エスコヤマオープン当初から続く思いっきり浮かせたふんわりタイプ。
そしてもうひとつはこのたび新たに開発した、ヨーロッパで主流の浮かせない濃厚タイプ。
さまざまな分野において色々なものがありふれ、色々なことを楽しみに変えていかなくちゃいけない今の時代だからこそ「比べる楽しさ」をテーマに新たなタイプのギフトをお届けします。
まずはシンプルにそれぞれを食べ比べていただき、今日はプレーンの気分だとか、明日は焦がしバターをコーヒーと一緒に食べたいとか、紅茶にはプレーンを合わせるほうが好きだなとか、その時々の気分で楽しみを深めながら味わっていただければうれしいです。

●フィナンシェ

240℃の高温のオーブンで12分！このタイプのフィナンシェを焼く時の秘訣。生地の底力と熱から生じる"マグマの対流"でこんもりとした丸みが生まれ、美しい黄金色に焼き上がります。
僕が「焼き」のロジックにのめり込むことになったきっかけを作ってくれた大好きなお菓子。
ほんのり塩味のバター風味とミルキーなコクをお楽しみください。

●焦がしバターフィナンシェ

弱火でじっくりと火入れした“焦がしバター”とアーモンドプードルのふくよかな風味の融合により、キャラメルを思わせる濃厚な味わいへと焼き上げました。
しっとりとした口当たりとともにジュワ～ッと芳醇な香りが染み出すリッチな味わいです。

修行時代は「焦がす」と言う最終形をイメージしてなんとなく焦がしていましたが、時を経た今は、どんな風にどこまで焦がしていくのか？
その過程の状態を理解し、最終着地もイメージできるので、僕にとっては今デビューさせるに相応しいお菓子なんだなと思っています。

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