国境なき医師団のインスタグラム(msf_japan) - 11月22日 18時21分


「去年の冬は暖房がなかったため、ビニールの切れ端や靴を燃やして暖をとりました」

そう話すのは、シリア北西部、イドリブ県の避難民キャンプで暮らすアフメド・アルムハンマドさんです。

12年に及ぶ内戦の影響により、シリア北西部ではおよそ200万人の人びとが避難民キャンプで暮らしています。多くのキャンプでは電気、水道、トイレなどの設備が整っておらず、2023年2月の地震以降、その生活環境はさらに悪化しました。「キャンプでの生活は厳しく、冬はさらに過酷です」。そうアフメドさんは続けます。

国境なき医師団は、厳しい冬の到来を前に、キャンプの3800以上の世帯にマットレスや断熱材、防寒着を含む冬に備えたキットを配布。また、イドリブ県の23の避難民キャンプで、基礎医療を提供する7つの移動診療を運営し、避難民の人びとへ対応を行っています。

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2023/11/22

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