高山都のインスタグラム(miyare38) - 11月29日 12時58分

花あそび

花の居場所を作れなかった20代半ばのわたしが今の姿を見たら驚き、笑うだろう。
花瓶をひとつも持っていなかったのに、今では家のいたるところに花がある。花と暮らしあそんでいる。
この変化にも自分の人生の呼吸が変わってきたように思う。

花瓶じゃなくても、ピッチャー、酒器やゴブレット、薬瓶やディフューザーの瓶にもあわせる。
容れ物なら、なんでも良いとわたしは思っている。
その自由度がまた楽しい。家中の容れ物を探して合わせてみる。
花と向き合い、似合う角度や合わせ方を探す時間がとても好きだ。
わたしを夢中にさせている趣味と呼べるもの。

花瓶の濁りに気付けなくなったら、心が弱ってきた証拠。
そういう時は、えい！とすこし自分に負荷をかけて、花屋に行き、美しい花を買い、そばにおく。

@リンネル の連載、10回目は「花あそび」です。
よかったら、読んでみてください。

写真は @安井達郎 (夫婦仕事もこんなフォーメーションもあるのです。)
(使われなかったアザーカットも素敵なので載せました。)

編集担当は吉野さん。

この連載は、SNSでは書けない、自分の心のもう少し奥の方、少しだけ影になっている部分をつらつらと綴るエッセイになっています。
書きながら、自分にも色んな気づきがあって楽しいです。

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