??? . あと数時間もすれば彼女は帰っていく。 . それまでの時間を少しでも楽しもうとお互い考えていた。 . . 渋谷の街を奥へ奥へと歩いていると、ふと看板が目に入る。 . 『ここ寄ってく?』 「あたし...初めてなんだけど」 『ボクも1年ぶりくらい』 . ゴシック様式の鉄製の狭い門をくぐり、ちょっとした階段を登っていく。 . 『まさか来たことなかったとはね』 「なかなか機会がなくて(〃▽〃)」 『じゃ、乾杯♪』 . 人生初のビアガーデンだったらしい。 外で飲む解放感は夏ならではの楽しみだよね。 . . 最近はちょっと肌寒くなり、店内と外と選べるようになっていたが、カフェでも飲んでいたし、実はランチから飲み続けているのでちょっと涼しく感じるくらいがちょうどよかった。 . 『初めて奪っちゃった♡』 「言い方エロいw」 . 口調は厳しいが怒ってはなさそうだ。 カシスウーロンを飲みながら楽しそうに笑ってる。 . . お勧めの和牛サーロインフォアグラ乗せをまず頼み、マルゲリータ、アヒージョなどお互いに好きなものを追加で注文。 . 毎回言ってるけど、女のコが美味しそうに食べる様子っていいよね。 一緒に食べる相手って大事。 . 食べてる途中も目が合うと(o´罒`o)ニヒ-と笑う。ボクのツボをおさえた波状攻撃だ。 このコ、できる。 . . 食べながらだったので自然と食の話題に。 . お互いの好きなものや苦手なもの、普段作る料理とかいろいろ。 得意料理が煮物ってのもボク的にはかなりポイント高かった。 . 『今度作ってよ』 「うちまで来てくれたらね~」 . 独神の行動力なめんな。 来週にでも行きかねんぞ! . . ラストオーダーを終え、あっという間に終電の時間になった。 . 新幹線のホームまで送っていく道中もわずかな時間を惜しむように話す。 . 『わざわざ来てくれてありがとね』 「ほんと心配だったんですから」 『そっか。でもフォロワーさんが倒れるたびに看病いってたら、毎週末、全国各地に行かなくちゃ行けないから大変だね』 「。。。。」 . あれ?なんかまずいこと言ったかな? それ以降彼女は黙ったしまった。 . . 無言のままチケットを買って改札前までくると、ようやく話してくれた。 . 「今日あたしがきた意味わかってます?」 『知り合いが倒れたから心配してだろ?』 「モルさんだからです。 もし周囲の男性だれとでも好きに相手を選んでデートしていいっていわれても、やっぱりモルさんを選んだと思います。 これでわかりますか?」 . 横でうつむいたまま話してた彼女が、ボクの前に回り込んでじっと目を見つめてきた。 . . 「次の約束…ください」 . お酒のせいか、ちょっと頬を赤らめたまま言ってくる。 . そうすることが決まっていたかのように、ボクはそっと彼女の肩に手を置き、キスをした。 . 唇を重ねるだけの優しいキス。 . . . そんないい雰囲気を醸し出すかぽぅを横目に、何事もなく改札を通りダッシュでホームに向かう彼女を見送ったボクの目からは大量の汗が(ΩДΩ) . . #独神 #クリスマス男子シングルス2連覇中 #無許可キャプ . .

m_scapeさん(@m_scape)が投稿した動画 -

モルのインスタグラム(m_scape) - 10月3日 20時37分


???
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あと数時間もすれば彼女は帰っていく。
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それまでの時間を少しでも楽しもうとお互い考えていた。
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渋谷の街を奥へ奥へと歩いていると、ふと看板が目に入る。
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『ここ寄ってく?』
「あたし...初めてなんだけど」
『ボクも1年ぶりくらい』
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ゴシック様式の鉄製の狭い門をくぐり、ちょっとした階段を登っていく。
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『まさか来たことなかったとはね』
「なかなか機会がなくて(〃▽〃)」
『じゃ、乾杯♪』
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人生初のビアガーデンだったらしい。
外で飲む解放感は夏ならではの楽しみだよね。
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最近はちょっと肌寒くなり、店内と外と選べるようになっていたが、カフェでも飲んでいたし、実はランチから飲み続けているのでちょっと涼しく感じるくらいがちょうどよかった。
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『初めて奪っちゃった♡』
「言い方エロいw」
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口調は厳しいが怒ってはなさそうだ。
カシスウーロンを飲みながら楽しそうに笑ってる。
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お勧めの和牛サーロインフォアグラ乗せをまず頼み、マルゲリータ、アヒージョなどお互いに好きなものを追加で注文。
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毎回言ってるけど、女のコが美味しそうに食べる様子っていいよね。
一緒に食べる相手って大事。
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食べてる途中も目が合うと(o´罒`o)ニヒ-と笑う。ボクのツボをおさえた波状攻撃だ。
このコ、できる。
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食べながらだったので自然と食の話題に。
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お互いの好きなものや苦手なもの、普段作る料理とかいろいろ。
得意料理が煮物ってのもボク的にはかなりポイント高かった。
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『今度作ってよ』
「うちまで来てくれたらね~」
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独神の行動力なめんな。
来週にでも行きかねんぞ!
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ラストオーダーを終え、あっという間に終電の時間になった。
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新幹線のホームまで送っていく道中もわずかな時間を惜しむように話す。
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『わざわざ来てくれてありがとね』
「ほんと心配だったんですから」
『そっか。でもフォロワーさんが倒れるたびに看病いってたら、毎週末、全国各地に行かなくちゃ行けないから大変だね』
「。。。。」
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あれ?なんかまずいこと言ったかな?
それ以降彼女は黙ったしまった。
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無言のままチケットを買って改札前までくると、ようやく話してくれた。
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「今日あたしがきた意味わかってます?」
『知り合いが倒れたから心配してだろ?』
「モルさんだからです。
もし周囲の男性だれとでも好きに相手を選んでデートしていいっていわれても、やっぱりモルさんを選んだと思います。
これでわかりますか?」
.
横でうつむいたまま話してた彼女が、ボクの前に回り込んでじっと目を見つめてきた。
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「次の約束…ください」
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お酒のせいか、ちょっと頬を赤らめたまま言ってくる。
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そうすることが決まっていたかのように、ボクはそっと彼女の肩に手を置き、キスをした。
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唇を重ねるだけの優しいキス。
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そんないい雰囲気を醸し出すかぽぅを横目に、何事もなく改札を通りダッシュでホームに向かう彼女を見送ったボクの目からは大量の汗が(ΩДΩ)
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2014/10/3

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