<手習いと職人の間にいつまでもいたい> ・ 病人の話を聞いてください。先日お伝えしたように久々に寝込みました。それで2日で2つの病院に行くという貴重な経験をしました。布団の中でゴロゴロとしながら、考えるしかできなかったので、色々と考えていたのですが、自分の目指すところがなんとなくわかったような気がしたので、ここに印しておきます。 ・ 具合が悪くなって行った1つ目の病院では、おじいちゃんの先生でした。まさに職人芸といった感じで百戦錬磨です。多分、あんまり問診しなくても長年の経験でわかるんでしょう。診察は5分もせずに終わり、一つの薬を出されて終わりでした。 ・ 薬局に行くと、「この薬の処方箋には1日3回食後と書いてありますが、食前の方がよく効く薬です。慣れていないと効き目が強いのであまり飲みすぎないように調節してください」とアドバイスされました。病院の先生と薬剤師の意見が違うのはどうなのだろうか?と思いつつも、薬剤師さんの言われた通りに飲むことにしました。 ・ その日の晩、急激にお腹が痛くなり翌朝耐えきれなくなって、他の病院に行きました。他の病院にしたのは、やはり前日の診察があっけなく心配だったからです。2つ目の病院では対照的に30分以上の問診や診察がありました。担当は若い研修医です。慎重に原因を探っていき、診断を下そうとしているのがわかりました。 ・ その後、レントゲンや血液・尿検査などの精密検査をして、点滴など処置をしてもらい、具合が好転していきました。ベッドに横たわり診察や治療を受け、トータルで6時間ほど病院にお世話になりました。新しい薬を処方してもらい、前日に処方された薬は飲まないでくださいねと言われました。理由も丁寧に説明してくれました。 ・ おじいちゃん先生も研修医も同じ診断をしましたが、処置と薬と対応が全く違いました。丁寧にみてくれたのは、経験の浅さから、色々な病気の中から容易に見当がつけられず、様々な質問チャートをくぐりながら、一つの答えを導くためでしょう。それが私には「誠実」に感じられました。 ・ おじいちゃん先生は長年の経験から、すぐに答えを導き出しました。そして、経験上からの処方をしてくれたのだと思いますが、わたし自身をみてもらえたとは思えませんでした。病気を見ることに特化した職人芸を感じました。 ・ 研修医さんが担当してくれましたが、時々主任の先生も来てくれました。とても優しく丁寧に研修医をサポートしていて、私にもとても気持ちよく接してくれました。多くを聞かず、早めに決断し、簡略化しながらも的確です。 ・ なるほど、おそらく20代の研修医とおそらく70代のおじいちゃん先生と、おそらく40歳くらいの先生。バランスというのはこれかと思いました。 ・ わたしも40代です。多分、この先の道を歩いて行くと、大抵のことが想像の範囲内になり、あらゆることに見当がついていくんでしょう。そうなると新しいことにも気がつかず、もしかしたら見過ごしていってしまうかもしれません。 ・ そうなりたくないなと思いました。いつも初心を忘れず、新しいことに敏感でいたいです。見当をつけつつも、自分自身を疑い、決して過信せず、人生を歩きたいと思います。 ・ 職人芸というのが、長年素晴らしいことだと思っていましたが、手が勝手に動くようになるような、職人芸はもしかしたらあんまりよくないのかもしれません。本当の職人は自分を過信せずに、いつも何か他のことが起こるかもしれないと自分を疑いながら、戦うものかもしません。 ・ 久々の病院から色々学びました。今日はかなり体調もよく、明日からは仕事に復帰できそうです。わたしは元気です。 ・ #mylife

wazawazapanさん(@wazawazapan)が投稿した動画 -

ヒラハルのインスタグラム(wazawazapan) - 3月2日 15時20分


<手習いと職人の間にいつまでもいたい>

病人の話を聞いてください。先日お伝えしたように久々に寝込みました。それで2日で2つの病院に行くという貴重な経験をしました。布団の中でゴロゴロとしながら、考えるしかできなかったので、色々と考えていたのですが、自分の目指すところがなんとなくわかったような気がしたので、ここに印しておきます。

具合が悪くなって行った1つ目の病院では、おじいちゃんの先生でした。まさに職人芸といった感じで百戦錬磨です。多分、あんまり問診しなくても長年の経験でわかるんでしょう。診察は5分もせずに終わり、一つの薬を出されて終わりでした。

薬局に行くと、「この薬の処方箋には1日3回食後と書いてありますが、食前の方がよく効く薬です。慣れていないと効き目が強いのであまり飲みすぎないように調節してください」とアドバイスされました。病院の先生と薬剤師の意見が違うのはどうなのだろうか?と思いつつも、薬剤師さんの言われた通りに飲むことにしました。

その日の晩、急激にお腹が痛くなり翌朝耐えきれなくなって、他の病院に行きました。他の病院にしたのは、やはり前日の診察があっけなく心配だったからです。2つ目の病院では対照的に30分以上の問診や診察がありました。担当は若い研修医です。慎重に原因を探っていき、診断を下そうとしているのがわかりました。

その後、レントゲンや血液・尿検査などの精密検査をして、点滴など処置をしてもらい、具合が好転していきました。ベッドに横たわり診察や治療を受け、トータルで6時間ほど病院にお世話になりました。新しい薬を処方してもらい、前日に処方された薬は飲まないでくださいねと言われました。理由も丁寧に説明してくれました。

おじいちゃん先生も研修医も同じ診断をしましたが、処置と薬と対応が全く違いました。丁寧にみてくれたのは、経験の浅さから、色々な病気の中から容易に見当がつけられず、様々な質問チャートをくぐりながら、一つの答えを導くためでしょう。それが私には「誠実」に感じられました。

おじいちゃん先生は長年の経験から、すぐに答えを導き出しました。そして、経験上からの処方をしてくれたのだと思いますが、わたし自身をみてもらえたとは思えませんでした。病気を見ることに特化した職人芸を感じました。

研修医さんが担当してくれましたが、時々主任の先生も来てくれました。とても優しく丁寧に研修医をサポートしていて、私にもとても気持ちよく接してくれました。多くを聞かず、早めに決断し、簡略化しながらも的確です。

なるほど、おそらく20代の研修医とおそらく70代のおじいちゃん先生と、おそらく40歳くらいの先生。バランスというのはこれかと思いました。

わたしも40代です。多分、この先の道を歩いて行くと、大抵のことが想像の範囲内になり、あらゆることに見当がついていくんでしょう。そうなると新しいことにも気がつかず、もしかしたら見過ごしていってしまうかもしれません。

そうなりたくないなと思いました。いつも初心を忘れず、新しいことに敏感でいたいです。見当をつけつつも、自分自身を疑い、決して過信せず、人生を歩きたいと思います。

職人芸というのが、長年素晴らしいことだと思っていましたが、手が勝手に動くようになるような、職人芸はもしかしたらあんまりよくないのかもしれません。本当の職人は自分を過信せずに、いつも何か他のことが起こるかもしれないと自分を疑いながら、戦うものかもしません。

久々の病院から色々学びました。今日はかなり体調もよく、明日からは仕事に復帰できそうです。わたしは元気です。

#mylife


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2018/3/2

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