コムアイのインスタグラム(kom_i_jp) - 11月21日 23時02分

About my favorite water shrine in Kyoto🤭❣️
"貴船"もとは"氣生根"といい、氣の生まれる根っこ。きふね、という響き、きではじまり、ふでふくらんで、ねでおちつく。ついつい発音したい名前。貴船神社は、水の湧き出る泉をお祀りしたのがはじまりだそうで、ここで飲めるご神水は、身体にとけるようなまろやかな甘みがある。山の中にある滝でも以前は神事が行われていたけれど、去年の台風で人が立ち入れなくなってしまったらしい。
滝が瀧と書けるように、水を護るのは龍神である。貴船神社の奥宮には、その下に龍の棲む穴があるといわれていて、誰もその口を覗くことは許されていない。！昔、そこにノミを落とした職人がいて、とたんに天気が大荒れして、龍穴からノミが吹き上げられたという言い伝えがある。金のノミ、銀のノミ、と聞いてこないから親切な神様だとおもう。
水の恵みには、天から降る水と、地から湧き出る水がある。貴船には、高龗(たかおかみ)、闇龗(くらおかみ)、という龍神が祀られているようで、前者が山上に棲む天龍、後者が谷に棲む地底の龍なのではないかと言われている。なので、奥宮にある龍穴は闇おかみのものだろうか。古事記や日本書紀でのこの龍神の出自についての記述も面白い。イザナギとイザナミの夫婦がいて、イザナミが火の神カグツチを産み落とした。そうすると子の火の力でイザナミは焼け死んでしまった。悲しみにくれたイザナギは子どもであるカグツチを剣で真っ二つにした。そのとき、つるぎをつたう赤い血が闇おかみという神になったそう。火を切って水が産まれた。血塗られた出自をもつ、清い水の精。
これらのことは実は神社のHPに書いてありますのでご興味ある方はぜひそちらもご覧ください！

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