勝矢のインスタグラム(ajakatsuya) - 5月12日 23時02分
花子の自粛
第10話
第二部
もじもじしている花子に用心棒のイライラが爆発して、ものすごいスピードで花子に攻撃を仕掛けた。
「やめろ」
と闘技場の中に声が響いたココロナだ。空に浮かぶココロナ
用心棒
「ココロナ様！」
ココロナ
「もう良いのです、アンドレ、ウンポポ」
用心棒
「ですがこの者が・・」
話す用心棒グッと睨み付けるココロナ。
そして2人は話すのをやめ膝をついてココロナに控える
ココロナはゆっくりと花子の近くに近づいてくる
ココロナ
「すまなかった。勝手に期待して、花子なら強くなってこの状況を壊せると思ったんだ。だから世界を見せて、未来を見せて、後は最悪の事態にならないように花子が目の前の現実を見るだけだったんだ
自分を強く持って目の前の脅威に立ち向かっていく花子にはその素質があると思ってた」
花子
「・・・・・」
ココロナ
「花子は優しい子なんだね、初めて会ったときに目を見てそう思ってた、でもね花子、人は優しいだけでは生きていけない、強くなければ生きていけないよ、優しさと言うその弱さに人はどんどんつけこんでくる、それを打ちのめす強さをしっかりと持っていないと本当の幸せにはなれないよ、今回も自分自身と向き合って、しっかり強くなるために目の前の状況と戦って、そして最後に僕を殺してくれれば、今のこの状況が終わったのに」
花子
「・・・・・」
ココロナ
「今回の事は諦めます。でも気に留めないでくださいね。明日になれば今までいろいろあった記憶は全て消えて、いつも通りのコロナで自粛してる日常に戻ります。では花子さようなら」
ココロナがそういうと風が吹いてきて闘技場全てが風に包まれた。
花子
「ちょっと待って！」 そう言われてココロナは空中で止まり花子の顔をじっと見た
花子
「・・・弱いってそんなにだめなの・・」 一瞬時が止まったかのように思えたが、風に包まれた闘技場の中で2人は見つめ合っている
花子
「・・私は誰も殺したくないし・・・傷つけたくない・・だって誰のことも嫌いじゃないから、息がくさい課長の事だって嫌だなぁと思う事はあっても、嫌いだって思った事は無いし・・・ましてココロナ君の事、結構好きだし・・殺すなんてやだよ、そんなんで強くなるんだったら、強くなりたくない、弱いままでいい。・・ねぇココロナ君・・・弱いってそんなにダメなことなの・・」 見つめ合う2人、花子の側に降りてきたココロナ
続く
続きは兄ィよろしくです。
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2020/5/12
