TBS NEWSさんのインスタグラム写真 - (TBS NEWSInstagram)「ターコイズブルーの海に広がる黒い油インド洋の#モーリシャス沖で日本の貨物船「WAKASIO」が座礁し、大量の重油が流出した事故が現地に深刻な打撃を及ぼしている「WAKASIO」が座礁したのは7月25日。8月6日には亀裂の入った燃料タンクから重油1000トン以上が流出し、その後船体は真っ二つに割れた座礁に至るまでの原因はまだ調査中だが、地元紙によると乗組員は「誕生日を祝っていて、Wi-Fiに接続したくて島に近づいた」と答えているというモーリシャスの警察当局は18日、安全な航行を怠った疑いで、船長と副船長の2人を逮捕。「WAKASIO」の船主である長鋪汽船の子会社にも損害賠償を請求しているモーリシャス政府は、#重油流出により絶滅危惧種のサンゴ礁などが危機的状態にあるとして「環境上の緊急事態」を宣言。日本政府は、モーリシャスからの支援要請に応じる形で、油の海洋流出事故に対応する海上保安庁の専門家や外務省職員ら6人からなる緊急援助隊を派遣した現地では住民が総出で重油の除去作業にあたり、油の吸収が良い「髪の毛」を提供する動きもある。現在、海上の油はほぼ回収が終わり、マングローブや湿地帯に入り込んだ油の除去作業が本格的に始まったしかし、重油の流出が環境に与えた被害は甚大だ。神戸大学の岡村秀雄教授は、サンゴ礁やマングローブなどが「被害から回復するまでに10年〜20年かかる可能性がある」と話すまた、現地の観光業や漁業などにも大きな被害が出ており、地元の漁師は「ただでさえ新型コロナがあるのに、これでは漁師は生きていけない。誰もここの魚を食べたがらない」と表情暗く語った」9月4日 8時04分