INSIDE FUJINGAHOのインスタグラム(fujingahojp) - 12月5日 07時07分

今年8月に発売された『小説　伊勢物語　業平』。

「大人のエロ小説」極まれり、でございます。

厚さ約４㎝、2500円近くもするというのにいまだ日々売れ続けるロングセラーで

NHK　Eテレ「100分で名著」も内容が濃くて面白い。

2020年の個人的№１書籍ですが、なんと、西日暮里の超進学校「開成中学」では、『業平』を300冊購入し、中学3年生の教材として、このコロナ禍の夏休みの課題図書にしたそうです。

わたくし、思わず学校にお電話してしまいました。

開成中学国語科の鎌田先生いわく、

オンライン授業では『業平』の32章をクイズ形式にして問題をだし、ゲーム感覚で全体把握ができるようにしたとのこと（さすがです……）
「基本エロ小説ですよね。男子校の評判はいかがでしたか？」とうかがいましたら
「そうなんです！　ですから、親に隠れて読んでいた子もいたようですよ」との先生の嬉しそうなお声。レポートには「親が見ようとするから隠すのが大変でした」と書いてきた生徒もいたそうです。

ちなみに開成では、中学のうちに「伊勢物語」、高1で「更級日記」、高2で「大鏡」、高3で「源氏物語」を通読させて理解させてしまうそうです。なんと、娘の通う女子校とのえらい違い……。

ということで、辛酸なめ子さんの待望の新刊『女子校礼讃』もこのたび発売されました。女子学院を母校とする辛酸さんが、現代の女子校の知られざる真実を取材し執筆。そそる内容です。


ということで、前振りばかり長くなりましたが、辛酸なめ子さんがインタビューした高樹のぶ子さんとのお話は、『婦人画報』１月号に掲載されておりますのでご高覧くださいませ。

押上・業平橋地区のゆるキャラの『おしなりくん』は業平をモチーフにしているらしいく、なんと、平安の性の象徴アイテム「烏帽子」がスカイツリー形だというレア情報を披露してくださった辛酸なめ子さんでした。

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