平泉春奈のインスタグラム(hiraizumiharuna0204) - 6月6日 19時52分


『午前10時30分、甘い刺激を求めて』
 
 
1週間の長い戦いが終わり、穏やかな気持ちで迎える日曜日の朝。朝食の片づけをしているこんな時間でさえ、気づけば鼻歌なんか歌っていた。
 
＊
 
大きな手が背後から胸元に伸び、彼の体温を背中に感じる。まだ整髪料のつけてないふわりとした髪の毛が頬をくすぐり、痒さと一緒に愛しさが胸の中に広がる。
 
「んもう～、洗いづらいよ」
「なんだろうねえ……家事をやってる女の子の後ろ姿ってのは妙にグッとくるというか」
「うふふ、背中だけで悩殺されちゃった？でも邪魔だから、ハウス！」
「犬じゃねーし。一生懸命やってるの見ると、なんか邪魔したくなるんだよなあ……」
「あっ……もう、やだ。どこ触ってんの」
「ボタンがあったら押したくなるじゃん？あ、固くなってきた」
「ん、もう……ダメだって」
「ブラ越しなのにね、エッチな身体だなあ」
「やだあ……AVみたいなセリフやめてよ」
「うーん、これは……ちょっと失礼」
 
そう言って彼は私を勢いよく持ち上げ、シンクの上に乗せた。
 
「ちょっと……濡れちゃうよ」
「お、そのワードいいねえ。もう一回言って」
「バカ！……下ろして」
「だーめ。俺は今すぐここでお前とするって決めた」
「や……何言ってんの、変態！」
「あはは、男はみんな持ってる願望だよ。変態で結構」
 
彼は着ていたＴシャツを脱ぎ捨てた。筋肉質な身体で強引に両足を開かされ、理性に反して下半身が熱く疼き始める。彼は顔を近づけて、優しく囁いた。
 
「俺は変態だけど紳士だから、ちゃんと聞くね。ここで抱いてもいい？」
 
八の字に下がった眉毛と小さなシワが刻まれた目元。たまに見せる甘えた表情は、私の中に眠る母性を刺激し、どんなことも抗えなくする。
 
「ダメって言えないの分かってて聞くの、ずるい……」
 
私は彼の熱っぽい瞳を見つめながらそっと頬に手を添えて、自ら唇を重ねた。
 
＊
 
束の間の休息に訪れる幸せは、戦いで擦り減ったあらゆるものを優しく修復し、あるべき姿に戻してくれる。彼によってもたらされた甘く刺激的な時間は、結局のところ、明日から始まる戦いへの活力になってしまうわけで。

そんなこと、口が裂けても言わないけどね。


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#みんなが見たいカップルシチュエーション
第13弾！「キッチンセックス（まだ未遂）」でしたー！！

キッチンで家事してるとちょっかい出したくなるって、男も女もありがちだよね😁なーんかね、背中から行きたくなっちゃうというか。わかってもらえる？
ただ、そのままそこで…ってなると、なんだかんだ難しくて結局ベッドへ移動ってなりそうだけど！！

またみんなのアブノーマルシチュエーションエピソード聞きたいな〜🤭❤️




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