髙林梢絵さんのインスタグラム写真 - (髙林梢絵Instagram)「めちゃくちゃ面白かった、、 こんなにも「世界観の余韻」に浸ってしまう小説は 久しぶりで(たぶん村田沙耶香さんの 「しろいろの街の、その骨の体温の」以来!!!) 読後感がふわふわと気持ちよく もっとこの世界に浸っていたい…酔っていたい… と思える小説でした🥹👏🏻💞 ⁡ 天才的な嗅覚を持つ朔(さく)さんは どんな香りも作れる調香師。  調香師と聞いてわたしは香水を作る人だと 思ってしまったのだけど、この物語の中では 香水はもちろん、人の体臭や 部屋の匂いなどもう何もかもの「香り」を 作り出してしまうのです。それも楽しいポイントだし、 ⁡ なにより 主人公の一香(いちか)が この朔さんのもとで働くようになって ふたりが打ち解けあっていく様子が もう、たまらなく、たまらなく、ときめいた😭✨  でも「ときめいた」という表面的な感想だと 「ああ、なるほど恋愛みがあるのね」と 思われてしまいそうだけど、それだけじゃない! ⁡ 一香が抱えるトラウマ? 精神的な闇の部分を、 香りの力で朔さんが引き出して、 最終的には救ってあげるという展開❤️‍🔥が なんかもうスリリングでドキドキして 読みながら心臓がバクバクしてしまった😭 ⁡ そんなこんなでこの本の魅力は ⁡ ①「香りの世界」を知れるおもしろさ ②朔さんと一香の関係性へのときめき のみならず!  ③朔さんに恋してしまうところ笑 (文面から滲み出る朔さんかっこよすぎません?? そもそも紺色の声ってもうそれだけで、、🫶🏻) ⁡ ④朔さんや一香が働く洋館の世界観が 素敵すぎる。特に食!のエピソードがまさに 「ていねいな暮らし」のそれ! (その日積んだハーブでハーブティーを淹れたり スパイスでトマトケチャップを作ったり🥹 読んでるだけでうっとりするような美しい生活…) ⁡ ⑤とにかくストーリーが面白い!!! 構成的には「いろんな事情で香りを求めるお客さん」 が次々と洋館に訪れる話になってるのだけど その全部の「訳アリ」感がおもしろいし、  こうやって人は「香り」で狂っていくのか… はたまたこうして人は「香り」に助けられるのか… というのを学びました。香りの世界は奥深いです✊🏻 ⁡ ということで、 めちゃくちゃ好きでした! (続編の「赤い月の香り」もゲットしました❤️) ⁡ 香りに興味がある方はもちろん ちょっぴり"ときめき"を求める方にも おすすめな気がします🥰  (わたしは朔さんのキャラクターがすごく好き だったのだけどみんなはどうなのだろう?!笑) ⁡ ⁡ 🌜心に響いた言葉🌜 ⁡ ❶「香りは脳の海馬に直接届いて、 永遠に記憶されるから」 ⁡ 👉🏻匂いで記憶が蘇ることを「プルースト効果」 というのだけど、五感のなかで嗅覚がいちばん 「記憶」と直結するのだそう。 嗅覚って本能的なんだよね👃🏻 ⁡ ⁡ ❷「嗅げば、募る。 鮮烈な記憶は人を狂わせる。 彼女は秘密を抱く覚悟がなかったんだ」 ⁡ 👉🏻朔さんが香りの力をつかって 人を破壊(?!)させてしまうようなシーン。 香りの脅威、を感じました🥶 そして"鮮烈な記憶は香りで蘇る"のは 誰もが経験したことあるんじゃないかな?? ⁡ ⁡ ❸「私には父も兄もいたけれど、 どちらも名ばかりの空洞のような存在だった。 その空洞の中で期待ばかりが膨らみ、 やがて咲くことなく萎れて消えた。 ⁡ 私は男性といてこんな風に落ち着いた気持ちに なったことはなかった。 そのことがとても奇妙で、けれど胸に綿を つめたようなふわふわした気持ちもあった」 ⁡ 👉🏻恋してる、、??なシーン🥹 胸に綿をつめたようなふわふわした気持ち っていう表現がいいなぁ💞 ⁡ ⁡ ❹「そう言えたらいいけれど、 私もずっと見て見ぬふりをしていた。 部屋にこもり続ける兄はまぎれもなく家族 だったのに、遠い親戚には嘘をつき、 友人にもその存在を隠していた。 彼は血の繋がった恥だった。 朔さんの両親を責める資格なんてない。 私がもし家族だったら朔さんの存在を 拒否したかもしれないのだから」 ⁡ 👉🏻一香が抱える暗い過去に 胸がしめつけられる部分もあったけれど… こんな風に「見たくなかった過去」を ちゃんと見て、受け入れて、前に進んでいく 主人公に感情移入が止まりませんでした🫠🍂 ⁡ ・・・ ⁡ ほんとうに楽しい小説だった😳 響いた言葉が死ぬほどある!って本ではないけれど 物語として個人的にすごく好みで、 調香師の朔さんのキャラクターも好きでした💕 軽く恋します。笑 ⁡ 千早茜さんが描く男性像に 絶対やられる自信があるなぁと思ったので ほかの本も読んでみたくなりました✊🏻 (おすすめあれば教えてください!) ⁡ ・・・  📸  ④⑤ きのう文庫小説を爆買い📚  ⑥〜⑨ 親友なつこが新潟に遊びにきてくれた❣️  ⑩ なっちゃんがくれたポーチに 本を入れて持ち運んでみたよ、すごく良い🥰   ⁡ #透明な夜の香り #千早茜 #毎日読書チャレンジ #143冊目 ⁡ ▫️そのほかの投稿は @kozue__oshima ▫️日々の読書感想記録や、本にまつわる ショートムービーなども投稿しています🐶」6月13日 17時52分 - kozue__oshima

髙林梢絵のインスタグラム(kozue__oshima) - 6月13日 17時52分


めちゃくちゃ面白かった、、
こんなにも「世界観の余韻」に浸ってしまう小説は
久しぶりで(たぶん村田沙耶香さんの
「しろいろの街の、その骨の体温の」以来!!!)
読後感がふわふわと気持ちよく
もっとこの世界に浸っていたい…酔っていたい…
と思える小説でした🥹👏🏻💞

天才的な嗅覚を持つ朔(さく)さんは
どんな香りも作れる調香師。

調香師と聞いてわたしは香水を作る人だと
思ってしまったのだけど、この物語の中では
香水はもちろん、人の体臭や
部屋の匂いなどもう何もかもの「香り」を
作り出してしまうのです。それも楽しいポイントだし、

なにより
主人公の一香(いちか)が
この朔さんのもとで働くようになって
ふたりが打ち解けあっていく様子が
もう、たまらなく、たまらなく、ときめいた😭✨

でも「ときめいた」という表面的な感想だと
「ああ、なるほど恋愛みがあるのね」と
思われてしまいそうだけど、それだけじゃない!

一香が抱えるトラウマ?
精神的な闇の部分を、
香りの力で朔さんが引き出して、
最終的には救ってあげるという展開❤️‍🔥が
なんかもうスリリングでドキドキして
読みながら心臓がバクバクしてしまった😭

そんなこんなでこの本の魅力は

①「香りの世界」を知れるおもしろさ
②朔さんと一香の関係性へのときめき
のみならず!

③朔さんに恋してしまうところ笑
(文面から滲み出る朔さんかっこよすぎません??
そもそも紺色の声ってもうそれだけで、、🫶🏻)

④朔さんや一香が働く洋館の世界観が
素敵すぎる。特に食!のエピソードがまさに
「ていねいな暮らし」のそれ!
(その日積んだハーブでハーブティーを淹れたり
スパイスでトマトケチャップを作ったり🥹
読んでるだけでうっとりするような美しい生活…)

⑤とにかくストーリーが面白い!!!
構成的には「いろんな事情で香りを求めるお客さん」
が次々と洋館に訪れる話になってるのだけど
その全部の「訳アリ」感がおもしろいし、

こうやって人は「香り」で狂っていくのか…
はたまたこうして人は「香り」に助けられるのか…
というのを学びました。香りの世界は奥深いです✊🏻

ということで、
めちゃくちゃ好きでした!
(続編の「赤い月の香り」もゲットしました❤️)

香りに興味がある方はもちろん
ちょっぴり"ときめき"を求める方にも
おすすめな気がします🥰

(わたしは朔さんのキャラクターがすごく好き
だったのだけどみんなはどうなのだろう?!笑)


🌜心に響いた言葉🌜

❶「香りは脳の海馬に直接届いて、
永遠に記憶されるから」

👉🏻匂いで記憶が蘇ることを「プルースト効果」
というのだけど、五感のなかで嗅覚がいちばん
「記憶」と直結するのだそう。
嗅覚って本能的なんだよね👃🏻


❷「嗅げば、募る。
鮮烈な記憶は人を狂わせる。
彼女は秘密を抱く覚悟がなかったんだ」

👉🏻朔さんが香りの力をつかって
人を破壊(?!)させてしまうようなシーン。
香りの脅威、を感じました🥶
そして"鮮烈な記憶は香りで蘇る"のは
誰もが経験したことあるんじゃないかな??


❸「私には父も兄もいたけれど、
どちらも名ばかりの空洞のような存在だった。
その空洞の中で期待ばかりが膨らみ、
やがて咲くことなく萎れて消えた。

私は男性といてこんな風に落ち着いた気持ちに
なったことはなかった。
そのことがとても奇妙で、けれど胸に綿を
つめたようなふわふわした気持ちもあった」

👉🏻恋してる、、??なシーン🥹
胸に綿をつめたようなふわふわした気持ち
っていう表現がいいなぁ💞


❹「そう言えたらいいけれど、
私もずっと見て見ぬふりをしていた。
部屋にこもり続ける兄はまぎれもなく家族
だったのに、遠い親戚には嘘をつき、
友人にもその存在を隠していた。
彼は血の繋がった恥だった。
朔さんの両親を責める資格なんてない。
私がもし家族だったら朔さんの存在を
拒否したかもしれないのだから」

👉🏻一香が抱える暗い過去に
胸がしめつけられる部分もあったけれど…
こんな風に「見たくなかった過去」を
ちゃんと見て、受け入れて、前に進んでいく
主人公に感情移入が止まりませんでした🫠🍂

・・・

ほんとうに楽しい小説だった😳
響いた言葉が死ぬほどある!って本ではないけれど
物語として個人的にすごく好みで、
調香師の朔さんのキャラクターも好きでした💕
軽く恋します。笑

千早茜さんが描く男性像に
絶対やられる自信があるなぁと思ったので
ほかの本も読んでみたくなりました✊🏻
(おすすめあれば教えてください!)

・・・

📸

④⑤ きのう文庫小説を爆買い📚

⑥〜⑨ 親友なつこが新潟に遊びにきてくれた❣️

⑩ なっちゃんがくれたポーチに
本を入れて持ち運んでみたよ、すごく良い🥰
 

#透明な夜の香り
#千早茜
#毎日読書チャレンジ #143冊目

▫️そのほかの投稿は @髙林梢絵
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2023/6/13

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