テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 6月18日 12時59分

パタン。2015年の大地震の被害から立ち直ろうとする人々が通りを行き交います。幼い孫を抱いた人が「ダルバール広場は、修復が一歩一歩進んでいる」といいます。
工事用の足場が組まれた広場の変わり果てた姿を見つめ、男性が「瞼の裏には、壮麗な王宮や寺院が並び『美の都』と讃えられた町の佇まいが今も焼き付いている」と呟く。人々は、再建される日を信じて広場にやって来ます。警備員が「修復は出来る限り、元の素材を使って行われているのだ」と語ります。町を築いたネワール族の職人たちは、釈迦族の末裔だと信じられており、仏教建築の伝統的な手法で細密な装飾を彫り上げたといいます。受け継いで来た技術を糧に、宮大工たちは『美の都』を再現しようと、日々修復に励みます。訪れたカップルは、麗しの時代が蘇る日を夢見ています。

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