平泉春奈のインスタグラム(hiraizumiharuna0204) - 3月27日 20時09分
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『リミッター解除』
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今俺は、猛烈に葛藤している。
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大好きな彼女の恋人になって初めてのデート。
早く彼女を抱きたいという気持ちを抑え込み
家の前まで送り届け、後ろ髪を引かれる思いで帰る。
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そんな俺の計画が今、
彼女の一言と胸が高鳴るような行動により
崩れ去ろうとしていた。
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「もう少しだけ一緒にいたい……」
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彼女は家の前で不意に俺の袖を掴み
顔を真っ赤にして消え入るような声で言った。
心臓がドクドク早まり、呼吸を忘れる。
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俺は彼女の気持ちを何よりも大事にしたいと思っていた。
付き合う前から彼女のことが大好きで、
ずっと彼女に触りたかったし
彼女がベッドの中だとどんな風に乱れるんだろうと考えては
悶々とした時間を過ごしたこともあった。
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でもそんな男の欲望なんて、
彼女にしてみたら気持ち悪いんじゃないか。
時間をかけてゆっくり近づいていくべきじゃないのか。
そう思っていたからこそ、恋人になれても我を忘れて舞い上がらず
全てを慎重に進めていきたいと思っていた。
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俺は彼女の手を握った。
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「自分が言ってる意味、分かってる……?」
「……」
「俺、きみの部屋に入ったらお茶して帰るってわけにはいかなくなるよ?」
「……うん」
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彼女はそう言って俺の手を強く握り返した。
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「だって私……今日ずっと、あなたに抱きしめられたかった……キスとかしたいって、思ってた」
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彼女は今にも泣きそうな顔をして、震える声でそう言った。
苦しくなるくらい、彼女への愛しさが溢れ出し
それと同時に、ずっと心の中に置き続けていたリミッターが一瞬で振り切れた。
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俺は彼女を強く抱きしめて、そのまま唇を重ねた。舌を迷いなく口内に滑り込ませ、彼女のまだ受け身な舌全体に執拗に絡めていく。
彼女が苦しそうになっているのを分かっていながらも止める事ができずに、何度も何度も角度を変えて激しくキスを繰り返した。彼女はその突然過ぎる行為に、最初は戸惑っていたけれど、やがて俺と同じくらいの激しさでその一つ一つの動作に応え始めた。
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そのままお互い無言で部屋になだれ込むように入り、服を脱がし合いながらベッドに近づいていく。
2人の荒い息遣いが薄暗い部屋に響き渡る。
俺は荒い息のまま彼女の耳元に唇を近づけた。
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「好きだ……大好きだよ。全部俺に、委ねてくれる?」
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彼女の瞳は窓の外のネオンが反射して
潤いを帯びて揺れていた。
そして言葉の代わりに俺の首に手を回し
優しく唇にキスをした。
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そして今回はその中の「初デート、どこまでしちゃう?」がテーマの記事を元に物語を書かせて頂きました!!
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今の時代は男性も相手との初めてのセックスに対して慎重な人が多いんじゃないかな?っていう個人的な想いもあって、敢えて男性目線で書いてみました。「セックスの同意」については最近は社会問題になってるから、このあたりのテーマは掘り下げると色々発見もあって面白いです。
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皆さんは彼氏との初デートでどこまでなら許せますか?そのあたり、個人的にも気になるのでそのうちアンケート採ってみたいな~😆
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LHC「初デートでどこまで」の記事は後ほどリンクをストーリーズに上げますので、是非読んでみてくださいね!
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2020/3/27