平泉春奈のインスタグラム(hiraizumiharuna0204) - 6月23日 20時36分

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『好きを超えて』
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 「先生」
「うん？」
「……キスしてください」
「……しません」
「数学のテスト、100点取ったら1つだけ言う事聞くって」
「え！それ今使うの？」
「先生……私がなんの為に吐くほどの努力をしてこの権利を勝ち取ったと思ってるんですか？」
「まさかこのためだと？」
「ええもちろん」
「すごいドヤ顔(笑)たしかに、数学苦手なきみがこんな点数叩き出すとは夢にも思わなかったけど……でもなあ……」
「先生、大人のくせに約束破る気ですか？」
「……きみは子供のくせに随分大胆だね」
「子供って言わないで！……私は、少しでも先生に近づきたくて……」

そこまで言って、突然目の奥が熱くなる。
ああ、いくら背伸びして大人っぽく振舞ってみたって
所詮先生と私の間にある距離は気が遠くなる程、遠い。
私はまだ子供だ。そんなことは誰に言われなくても自分が一番よく分かってる。
でも……先生にだけは言われたくないよ。

「泣くなよ」

低い声が頭上で優しく響く。

「泣いてません」

泣くもんか。絶対に。
そう思って睨め付けるように先生の顔を見た瞬間
ずっと向こう側にあったはずの先生の顔は
私の視界いっぱいに広がっていて
それと同時に柔らかいものが私の唇に触れた。

それは夢だったんじゃないかと思ってしまうほど短くて
でも確かにほんの一瞬だけ感じた体温は
決して夢なんかじゃないって信じられる位
現実だった。

「……満足？」

もう元の場所に戻ってしまった先生は、頭を掻いて下を向いていた。
僅かに見える頬は、ほんの少しだけ
ピンク色に染まっているように見える。
夕焼けのせい？……きっと違うって信じたい。

「満足じゃないです。もっと……してください」

チラッと先生の顔を見る。
先生は、心底困ったような顔をして笑った。
ああ私……この笑顔が本当に好き。

「じゃあ……続きは第一志望校合格したらね」

そう言って先生は私の頭を軽く小突き、教室を出ていった。
静かな教室に残されていたのは
強く脈打つ私の心臓の音だけだった。

初めて「好き」を超えた瞬間。
私はほんの少しだけ、先生に近づけた。　


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ずっと沢山の方からリクエストされていた教師と生徒の禁断の恋、描きました！

ただやはり、書いてみてどこか現実的に感じないのは、私がそんな経験していないのと周りにもそういう経験者がいなかったからかなあ🤔

というわけで！今から24時間だけ、教師と生徒の恋愛エピソードを募集したいと思います😆✨
こんな禁断の恋愛経験しました！というドキドキエピソードをお持ちの方、私のDMにエピソード送って下さい♡（この後募集ストーリーズ掲載するから、それに対する返信という形で送って頂けると分かりやすいです）

漫画やドラマじゃないリアルを知れたらなと思います。本当に現役生徒と先生が恋人同士になってしまうなんてことがあるのか、具体的なお話聞かせてね★そして、できるだけ盛らずにありのままのお話を聞かせてくれるとありがたいです！

あともう一つ。もし可能なら先生側のお話もお聞きしたいです。現役教師、過去教師だった方、そんな経験がもしあった方は是非DMでエピソード送って下さい。お待ちしてますね(締め切りは6月24日の21時）✨✨
※頂いたエピソードに返信は致しません。ご了承下さい。

【追記】すみません😭！予想外にエピソード殺到してるので、24時間ではなくて募集のストーリーズが消された時点で募集終了とさせて下さい🙇‍♀️全部見切れないと申し訳ないので……沢山のエピソード本当にありがとうございます！ 後日いくつか抜粋してブログでエピソード紹介しますね！！
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