テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 11月24日 12時31分

悠久の歴史の中で、幾つもの王朝が栄華を極め、文化を育んで来た中国。遼寧省の瀋陽は東北部を代表する歴史的都市です。男性が、ここは満州族の王朝文化が栄えた都だったと語ります。
町の一廓に、17世紀に「清王朝」を開いた初代皇帝の陵墓がありました。石碑に刻まれた満州文字、漢字、モンゴル文字が、20世紀まで続いた清の時代を偲ばせます。皇帝は皇后と共にこの地の下に眠っているといいます。
老人が満州族所縁の料理店を教えてくれました。最後の皇帝・溥儀の弟・溥傑の書が飾られた店で、出て来た料理は、なんと餃子。この店の説によれば清の時代には、宮廷料理の一皿だったといいます。餃子が日本で広まったのは満州からの引揚者によるというから、日本の餃子のルーツはこの地にあるということです。母親と食事を楽しむ少女の笑顔に、この地では清の時代が、今も受け継がれていることを感じました。

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