SHIORIのインスタグラム(shiorikaregohan) - 12月4日 16時06分
12月4日は私たち家族にとって特別な日だ。去年の今日、息子の先天性難聴の告知を受けた。覚悟していたとは言え、ショックと悲しみは大変なもので、振り返ると当時の記憶がほとんどない。
音が鳴るおもちゃを見るのが辛かったな‥
そんな記憶が断片的にあるだけだ。
難聴にも程度があり、息子は補聴器で音を補うことができない重いものだという診断がくだった時には、再び深いショックを味わった。悲しみの中で何度も検査をしに病院に通い、毎週月曜日は療育の学校に通う。現実を突きつけられるこの時間は、時に逃げ出したくなることもあった。
あれから一年が経ち、先月の終わりに息子は人工内耳の手術を受けた。耳の聞こえない息子とのコミュニケーションの方法はいくつか選択があるが私たち家族は現代の医療の力を借り、音声言語の習得を目指す決断をした。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
プライベートでも、世界的に見ても、目まぐるしいほどに色んなことがあったこの年。気がつけばインスタLIVEやオンラインレッスンで忙しい日々を送るうちに、私たち家族は辛く沈んだ気持ちを乗り越え前を向くことが出来ました。スマホ越しにいつも温かい言葉で応援してくれるみなさんに励まされ、私たちらしい家族の形を取り戻すことが出来ました。心から感謝の気持ちでいっぱいです。
人工内耳の手術はスタートに過ぎず、これから言葉を習得する為の療育も本番を迎えます。また誤解されがちですが、手術を受けたからと言って難聴が完治することはなく、訓練の先に克服を目指すという表現が近いのかなと思います。
この日に向けて、仕事面も充分に準備をして来ました。料理教室をオンラインに移し、それ以外のお仕事も極力セーブしてきましたが、この先はより一層息子と家族の時間を大切にしていきたいと思います。
実は今、これまでで一番かもと言えるほどに新規の仕事依頼を頂くのですが(インスタLIVEやレッスンが賑わっているせい‥?)このような事情でその多くはお引き受けすることが出来ていません。それでも中には落ち着くまで待つのでご一緒したいと言ってくださるクライアントさんも多く、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。本当に少しずつですが、無理のない形で仕事との両立も目指していきたいと思います。
小さな体で頑張った息子。
コロナ禍で入院時の付き添いは私ひとり、面会も一切NGの為、入院中は持参した家族写真を何度もよこせ、よこせと手元に引き寄せずーっと眺めている息子‥。その姿があまりに愛おしく、込み上げるものがあり言葉になりませんでした。
術後の経過も順調です。一瞬目を離した隙に、ゴミ箱の蓋を被っていたり、棚に登ってサル山のボスになっていたり、ベットの上でおやつパーティーしたり‥
とにかく元気いっぱい、やんちゃ全開の怪獣くんです🦖🦕🦖🦕
今はただ‥息子に声を聴かせてあげられる日が来るのを心待ちにしています。
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
16,620
274
2020/12/4