ダンデライオン・チョコレート・ジャパンのインスタグラム(dandelion_chocolate_japan) - 2月12日 13時09分



ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前 - Instagrammers Gourmet


チョコレート作りを仕事にする人を「チョコレートメーカー」や「ショコラティエ」と言い表すことがあります。どちらもチョコレートに携わるのには変わりありませんが、扱うものや作るものには少し違いがあります。

■チョコレートメーカーとショコラティエ
原材料となるカカオ豆を仕入れ、チョコレートを製造するのが「チョコレートメーカー」(Chocolate Maker = チョコレートを作る人)です。
ちなみに「メーカー」という言葉は、日本では「何かを作っている会社(製造会社)」を指すこともあるため、混同しやすいかと思います。
ダンデライオン・チョコレートを始め、多くのBean to Bar メーカーは、カカオ豆からチョコレートを作っているので、チョコレートメーカーということになります。

これに対して「ショコラティエ」は、チョコレートからボンボンショコラやオランジェットやタブレットなどのチョコレート菓子を作る、チョコレート専門の菓子職人を指します。
「パティシエ」は洋菓子全般を扱いますが、ショコラティエはチョコレート中心。チョコレートも同じ洋菓子に括られますが、専門性が高くまた奥が深いため「ショコラティエ」というこべつの職業があります。日本ではパティシエを経験し、ショコラティエになる職人も多いそうです。

■日本のチョコレート業界
日本のチョコレート業界は、大手チョコレート企業、ショコラティエ、Bean to Bar チョコレートメーカーと、大きく3つに分類されます。

大手のチョコレート企業は、森永製菓(@morinaga.choco)や明治(@okashihappy_jack)、ロッテ(@ロッテ ガーナチョコレート【公式】)などが馴染み深いかと思います。
ショコラティエですと、日本ではミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ(@gelateria_theobroma)やル ショコラ ドゥ アッシュ(@lechocolatdeh_ginza)、ショコラティエパレドール(@palet_dor)などをご存知でしょうか。
Bean to Bar チョコレートメーカーは、わたしたちダンデライオン・チョコレートの他にも、ミニマル(@Minimal-BeantoBarChocolate-)やグリーンビーントゥバーチョコレート(@green bean to bar CHOCOLATE)、カカオ研究所(@cacaoken)などがあります。

場合によっては、「大手菓子メーカー」が「Bean to Bar チョコレートメーカー」であったり、「ショコラティエ」が「チョコレートメーカー」でもあったりします。それぞれの分野で重なり合う部分があることも、この業界の面白さだと思います。

例えば、大手菓子メーカーの中でショコラティエの分野にも積極的に取り組んでいるブランドとして、「メリーチョコレートカムパニー」が手がけるTokyo Chocolate (@メリーチョコレート(公式) )があります。チョコレートの本場フランスで開催される「サロン・ドゥ・ショコラ」で、日本の素材を使ったチョコレートで挑戦し続けたストーリーは、業界でも大変有名です。

わたしたちのようなBean to Bar チョコレートメーカーから見ると、大手のチョコレート企業やショコラティエが手がける、Bean to Bar チョコレートというものも、とても興味深く刺激になります。

日本で、Bean to Bar チョコレートという言葉が大きく普及したのには、「明治」が手がける明治 ザ・チョコレート(@【公式】明治 ザ・チョコレート)の発売が大きかったと思います。大手企業だからこそ出来る、Bean to Bar チョコレートの工業化によって、一気に「Bean to Bar」という言葉の認知度があがりました。

そして、ショコラティエが作る Bean to Bar チョコレートにもまた格別な味わいがあります。1999年にオープンした「ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ」では、オーナーの土屋シェフが自ら産地に赴き、厳選したカカオ豆で Bean to Bar チョコレートを作っています。
また、三枝シェフは、2019年に「ショコラティエ パレ ド オール ブラン」という世界初のホワイトチョコレートのBean to Bar チョコレート ブランドを立ち上げました。

それぞれ企業規模やアプローチは異なるものの、チョコレートに対する想いや「美味しいものを届けたい」という気持ちは共通しています。また、お互いを「競合」とせず「同じチョコレート業界を盛り上げる仲間」と捉えて接することが出来るのも、わたしたちがチョコレート業界を好きな理由でもあります。

一つの分野にとらわれず、様々なチョコレートをお楽しみいただけますと嬉しいです。


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

888

3

2021/2/12

ダンデライオン・チョコレート・ジャパンを見た方におすすめの有名人