ZOZOTOWNさんのインスタグラム写真 - (ZOZOTOWNInstagram)「. 「日本のブランドに足りないのは、発信力」  -------------- VOICE #4 (3/3) Reina Ogawa / Stylist @ogawa_reina --------------  日本を離れ、海外に身を置くことで気づけたことがたくさんあると語る彼女。 特に日本のブランドに対し、もどかしさを感じることがあるそう。 それは一体どんなものなのか。 そしてそこから、彼女の今後のビジョンも同時に見えてきた…  --------------  【今の日本のブランドをどう思うか】  海外へ向けた発信力が足りないと思う。 ダブレット(@__doublet__)が海外でも脚光を浴びたのは、服そのものの魅力が評価されたことももちろんだけど、ブランドを支えるチームの持つ表現力、発信力にあったと思う。  どんなにいい素材やデザインを持っても、どう伝えていくかを考えていかなければ、 それは言語も文化も異なる海外では、まったく通用しない。  日本のデザイナーのものづくりに対するこだわりは、海外から見ても素晴らしいもののはず。だが、それを海外へ向けてしっかり発信できているかと言われると、なかなか伝わりきれていないなと感じることが多く、非常にもどかしい。  【海外ブランドはどのような発信の仕方をしている?】  たとえば、アレキサンダーマックイーンのインタビューなんかを見ていると、すごくシンプルな言葉を用いていて。聞く側に対して何を伝えたいのかが、すごく明確だったりする。  「素材にはこういうものを使い、それはこんな表現がしたかったからで。」といった感じ。  それに比べ、日本のデザイナーは遠回しな表現が多く、ストレートな物言いが少ない。 だから、結局何が伝えたいのかが聞く側には分かりづらかったりする。  たまに、日本のブランドの海外へ向けた記事などの翻訳を頼まれたりするのだが、やはり遠回しな言い方が目立ってしまっていて、それを見るたびにもどかしさを感じてしまう。  【今後、翻訳などスタイリスト以外の活動も行ったりもする予定なのか】  今後はスタイリストとしてだけではなく、一表現者として日本ブランドの魅力を海外へ伝える架け橋のような存在になりたいと思っている。 なので、実はあと1〜2年くらいで日本へ戻ろうかなと。  海外に身を置くことで、日本のブランドに今足りないものに気づくことができたし、 そんな今の私にだからこそ、日本のブランドの力になれることがあるはず。  日本を含めたアジア独自の発信モデルをいずれは構築していきたい。  --------------  一人のスタイリストとしてだけでなく、ファッション業界に対し、いったい自分はどんなものが残せるのか。そんな広い視点と強い意思を、彼女は間違いなく持っている。  海外から日本を見つめた彼女だからこその哲学は、近年の日本のファッション業界の変化を間近に見ている私にとっても心奮い立たされるものがあり、とても刺激的な時間だった。  彼女が日本に戻ってくる日が、今から楽しみで仕方ない。」4月6日 19時54分 - voice_zozo

ZOZOTOWNのインスタグラム(voice_zozo) - 4月6日 19時54分


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「日本のブランドに足りないのは、発信力」

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VOICE #4 (3/3)
Reina Ogawa / Stylist
@ogawa_reina
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日本を離れ、海外に身を置くことで気づけたことがたくさんあると語る彼女。
特に日本のブランドに対し、もどかしさを感じることがあるそう。
それは一体どんなものなのか。
そしてそこから、彼女の今後のビジョンも同時に見えてきた…

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【今の日本のブランドをどう思うか】

海外へ向けた発信力が足りないと思う。
ダブレット(@ダブレット)が海外でも脚光を浴びたのは、服そのものの魅力が評価されたことももちろんだけど、ブランドを支えるチームの持つ表現力、発信力にあったと思う。

どんなにいい素材やデザインを持っても、どう伝えていくかを考えていかなければ、
それは言語も文化も異なる海外では、まったく通用しない。

日本のデザイナーのものづくりに対するこだわりは、海外から見ても素晴らしいもののはず。だが、それを海外へ向けてしっかり発信できているかと言われると、なかなか伝わりきれていないなと感じることが多く、非常にもどかしい。

【海外ブランドはどのような発信の仕方をしている?】

たとえば、アレキサンダーマックイーンのインタビューなんかを見ていると、すごくシンプルな言葉を用いていて。聞く側に対して何を伝えたいのかが、すごく明確だったりする。

「素材にはこういうものを使い、それはこんな表現がしたかったからで。」といった感じ。

それに比べ、日本のデザイナーは遠回しな表現が多く、ストレートな物言いが少ない。
だから、結局何が伝えたいのかが聞く側には分かりづらかったりする。

たまに、日本のブランドの海外へ向けた記事などの翻訳を頼まれたりするのだが、やはり遠回しな言い方が目立ってしまっていて、それを見るたびにもどかしさを感じてしまう。

【今後、翻訳などスタイリスト以外の活動も行ったりもする予定なのか】

今後はスタイリストとしてだけではなく、一表現者として日本ブランドの魅力を海外へ伝える架け橋のような存在になりたいと思っている。
なので、実はあと1〜2年くらいで日本へ戻ろうかなと。

海外に身を置くことで、日本のブランドに今足りないものに気づくことができたし、
そんな今の私にだからこそ、日本のブランドの力になれることがあるはず。

日本を含めたアジア独自の発信モデルをいずれは構築していきたい。

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一人のスタイリストとしてだけでなく、ファッション業界に対し、いったい自分はどんなものが残せるのか。そんな広い視点と強い意思を、彼女は間違いなく持っている。

海外から日本を見つめた彼女だからこその哲学は、近年の日本のファッション業界の変化を間近に見ている私にとっても心奮い立たされるものがあり、とても刺激的な時間だった。

彼女が日本に戻ってくる日が、今から楽しみで仕方ない。


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2021/4/6

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