Factelier(ファクトリエ)のインスタグラム(factelier) - 5月22日 18時31分


【始まりは鯖江じゃなかった?!福井県が日本製眼鏡の聖地になるまで】
日本一有名な眼鏡産地といえば、福井県鯖江市。
日本製めがね・サングラスの枠のうち95%が福井県で作られており、その技術は世界でも高く評価されています。

しかし福井県の眼鏡づくりの始まりは、じつは鯖江市ではなく福井市生野町だということをご存知でしょうか?

それは明治38年のこと。
生野では、農業を生業とする人口が多いにも関わらず田畑の面積は狭く、おまけに冬には雪が積もって作物を育てることができずにただ家に閉じこもることしかできないという、貧しい村でした。

この状況を変えようと立ち上がった人物が「増永 五左衛門 (ますながござえもん)」。
のちに「眼鏡産業の父」と呼ばれる人です。 「ふるさと生野の暮らしをなんとか良くできないものか」と考えていた五左衛門は、当時新聞などの書籍文化が広がり、眼鏡の需要が高まっていたことから、東京や大阪で行われていた眼鏡枠づくりに目を付けます。
五左衛門は村に工場を建て、大阪から職人を招き、村民にその技術を学ばせました。

五左衛門が大切にしていたのは、「仕事は人である 人をつくるのは教育」という信念。
工場の2階には夜間学校を開き、一人でも多くの優秀な技術者が独立できるよう人材の育成にも励んでいたと言います。

ですがそう簡単に産業として成功したわけではありませんでした。
最初のうちはできた眼鏡が思うように売れず、さんざんな結果に。

そこで諦めず、東京や大阪でいち早く進められていた最新の高度な製造方法を取り入れるなど試行錯誤を重ね、その努力は着実に実を結んでいきました。

やがて、生野町で行われていた眼鏡枠づくりは鯖江市まで広がり、昭和10年には日本一の眼鏡枠産地にまで発展しました。

その後も福井ではより良い眼鏡枠づくりを求めて技術開発を進め、昭和56年には“世界で初めて”軽くて丈夫なチタン製めがねを開発。
国際的な眼鏡産地としての地位を確立しました。

現在では、眼鏡づくりはもちろん、産地で培われたチタン加工の技術を活かして医療や電子機器の分野でも先進的な県となっています。

今となっては「日本製眼鏡の聖地」とも言える鯖江ですが、もともとは農家の副業として始められたことだとは驚きです。
ちょっと意外な誕生秘話、さらに副業から始まった産業が世界一にまでなるとは、おもしろいものですね。

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2020/5/22

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