平泉春奈のインスタグラム(hiraizumiharuna0204) - 7月22日 21時46分


『許されたかった愛の行方』
 

"彼女の全てを自分のものにしたい"
そんな潜在意識が突発的に俺を突き動かす。
 
 
無防備な彼女のうなじに近づき、後ろから顔を埋めて甘噛みをする。
彼女は驚いて小さく声を上げた。
俺はそのまま唇を押し当て、強くその場所を吸った。
 
「あっ……ん、ちょっと……」
「うん、いい感じで跡付いた」
 
俺はうっすら赤く腫れたその場所を、指で優しく撫でた。
 
「ええ!明日仕事なのに……」
「襟元開いた服着なきゃいいんだよ。」
「タートルネックは暑いから着たくないんですけど」
「こんな可愛いうなじ、他のヤツに見せたくないよ」
 
俺は彼女を後ろから強く抱きしめた。
回した腕に彼女の柔らかい乳房が触れる。
彼女は俺の腕にそっと指を滑らせた。
 
「あなたって、いつもそうやって後ろから抱きついてくるよね」
 
優しくて柔らかい声。
心の中に渦巻く尖った者達が戦意喪失し削ぎ落とされていく。
 
「ふっ……だってその方がオッパイ触りやすいもん」
 
何かをごまかすようにして、俺は彼女の乳房を両手で包みこんだ。
 
「……ねえ、私の顔、見るの怖い?」
 
突然、頭を殴られたような衝撃が走る。
 
「……言ってる意味わかんないけど」
 
平静を装うように落ち着いた声でそう返した。
 
「私の表情を見なくて済むから、後ろからなんじゃないの?」
「なんで……」
「拒絶されるのが怖いから」
「……」
「ほんの少しの拒絶でも、きっとあなたは目を見たら気付く」
 
それはきっと自分が思っている以上に核心をついていた。
 
俺は拒絶が怖い。昔からそうだった。
集団が苦手だったのもそのせいだ。
だから自然と、他人と距離を置くようになった。
 
でも彼女に出会い、初めて自分の中のボーダーラインを超えたくなった。
彼女の全てが大好きで、自分だけのものにしたくて堪らなかった。

なのに……愛し方が分からない。
彼女への、行き場のない執着心だけが膨らんでいく。

こんな俺の本当の気持ちをぶつけたら、
きっと彼女は逃げていってしまう。
それが怖かった。
 
「私は逃げない」
 
心の声を読まれているんじゃないかと思った。
彼女は俺を振り返った。その澄んだ瞳の中には強い光が宿っていた。
 
「私の目を見て。大丈夫。ちゃんとあなたのことが大好きだから」
 
ゆっくり嚙みしめるようにして言いながら、俺の頬を両手で包んだ。
 
「だからお願い。あなたもあなたのことをもっと愛してあげて」
 
彼女は優しく微笑んだ。
胸の奥に感じた事のない温かいものが溢れていくのが分かった。
俺は、彼女を正面から強く抱きしめた。
鼓動が重なり身体中が安堵感に包まれる。
信じられない……涙が出そうだ。
 
「……本当に、逃げない?」
「……うん」
「俺、実は結構面倒くさいよ?」
「そんなの……」
 
彼女はそう言って俺の唇にキスをした。
そして、真っ直ぐ俺の目を見てイタズラな笑顔で言った。
 
「とっくに知ってる!」
 
 
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みんなどこかしら歪んだところはあるもの。歪みそのものは良いとして、それが時に自分を苦しめ生きづらさを感じ始めたら、きっとシンドイだろうなと思います。でも歪みって、「愛し愛される」ことで少しずつ柔らかくなって自分に沿った形に変わっていくような気がしてます。(それは恋愛に限らずね)



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2020/7/22

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