平泉春奈さんのインスタグラム写真 - (平泉春奈Instagram)「『自由の代償』    永遠の愛なんてないと悟った瞬間 私は愛だと信じていた全てのものから逃げ出した。 ただ自由であることを求めて。  「きみにとって恋愛が人生においていかに重要なのかってことが、今の話を聞くとよく分かるなあ」  彼は上半身裸のままタバコに火を点けた。 よく割れた腹筋は力を抜いて座っていてもその形を崩さずそこにあり続ける。 その裏には彼のストイックな姿勢が隠れていた。 自分に対して厳しい分他人にも厳しいが、それが今の私には心地良かった。  「ん~、どういうこと?」  少しばかり甘えた声を出して、彼の固い腹筋に頭を乗せる。  「きみはさ、永遠の愛なんてないんだって嘆きながら、実はそれこそが自分を高める自由への切符なんだと喜んでいるんだ。自己嫌悪に陥りながらも懲りずに恋愛をする。それによって得られるものがきみという人間を作り上げていくと、本能が知ってるんだ。だからこうして‪一時‬の快楽に溺れて、溺れて、全てを肥やしにして、したたかに生きていくんじゃないかな。これからも」 「……なにそれ酷い」  そうは言いつつも、その言葉はかなり核心をついていた。  愛なんていう不確かで曖昧なものに縛られ続けて そこに自分の幸せを重ねることが恐ろしかった。 ただ一人の人と向き合い続けることで得るものはきっと"安心"なんだろう。 でも私はきっと、それを必要としていないのだ。  「ごめんごめん、気悪くした?」  彼はタバコを灰皿に押し付けてから私に覆いかぶさる。 長い指が髪をくぐり頭皮を滑っていく。ぞくりとした。 身体中が次なる甘いものを期待して、瞬時に準備を始めた。 唇がおでこから頬、耳たぶ、首筋へ下りていき、 やがて柔らかい膨らみを経てそそり立つ先端を捕らえた。 ゆっくり湿り気のある舌で優しく愛撫され、吐息と一緒に声が漏れた。  「あっ……気を……悪くなんかしてな……い。その通り……だもん、私……」  ……私、これがないとダメになる。 快楽の中でこそ、世界と繋がっていられる気がするから。  生殺しのような長い愛撫は 私をゆるやかなエクスタシーの波に少しずつ飲み込んでいく。 波がくる度、喘ぎながら何度も腰を浮かせていた。  「ふっ、可愛いなあ」  笑いを含んだ低い声が耳元で囁かれる。 私は足を広げて彼を捕まえ そのまま貪るように彼と抱き合った。  愛液まみれになりながら、私はなんでこんなにも 自由を求めてしまうんだろうと考えた。  自由は孤独だ。 でも私は、その虚無感や不安の中にこそ光を見つけたいと願ってしまう。 全ての責任を背負って、誰のせいにもしないで。 孤独の中を、自分だけの意思で歩き続けたい。   ==================  いつも私の作品に共感してくださる方からしたら今回の物語はよく分からない、共感できない内容かもしれません。なぜなら「愛」への捉え方をいつもと真逆にしたからです。自分と別の価値観の人間を書いてみたいと思いました。そしたら不思議なことに自分の中にもそんな一面もあるんじゃないかなと気づかされることもありました。  陽と陰、表と裏、光と闇……人はみんなその両方を抱えながら生きてます。"どちら寄りか"でその人間の肩書のようなものが出来上がっていくのではないかと思います。そうして多数派の方が正しいかのようになっていくのが世の中の仕組みなのかなと。でもきっとこんな人間もいるだろうな、こういう価値観もあるだろうなと心の片隅に置いておくだけで、見えてくる世界は大きく変わっていくように思います。少なくとも私はそうでした。 愛という不確かなものについて考えた時なんて特に……“光”だけで語れないゾーンなのです。   #カップルイラスト #ベッドシーン #官能 #官能イラスト #インテリア #ラブシーン #ホテル #自由 #女の性欲 #イラスト #ラブストーリー #カップル #イラストレーション #恋愛 #恋愛小説 #恋愛ドラマ #キスシーン #官能小説 #ポエム #恋人 #キス #短編 #ショートストーリー #illustration #coupleillustration #Illustrator #interior #lovescene」9月26日 20時10分 - hiraizumiharuna0204

平泉春奈のインスタグラム(hiraizumiharuna0204) - 9月26日 20時10分


『自由の代償』
 

永遠の愛なんてないと悟った瞬間
私は愛だと信じていた全てのものから逃げ出した。
ただ自由であることを求めて。

「きみにとって恋愛が人生においていかに重要なのかってことが、今の話を聞くとよく分かるなあ」

彼は上半身裸のままタバコに火を点けた。
よく割れた腹筋は力を抜いて座っていてもその形を崩さずそこにあり続ける。
その裏には彼のストイックな姿勢が隠れていた。
自分に対して厳しい分他人にも厳しいが、それが今の私には心地良かった。

「ん~、どういうこと?」

少しばかり甘えた声を出して、彼の固い腹筋に頭を乗せる。

「きみはさ、永遠の愛なんてないんだって嘆きながら、実はそれこそが自分を高める自由への切符なんだと喜んでいるんだ。自己嫌悪に陥りながらも懲りずに恋愛をする。それによって得られるものがきみという人間を作り上げていくと、本能が知ってるんだ。だからこうして‪一時‬の快楽に溺れて、溺れて、全てを肥やしにして、したたかに生きていくんじゃないかな。これからも」
「……なにそれ酷い」

そうは言いつつも、その言葉はかなり核心をついていた。

愛なんていう不確かで曖昧なものに縛られ続けて
そこに自分の幸せを重ねることが恐ろしかった。
ただ一人の人と向き合い続けることで得るものはきっと"安心"なんだろう。
でも私はきっと、それを必要としていないのだ。

「ごめんごめん、気悪くした?」

彼はタバコを灰皿に押し付けてから私に覆いかぶさる。
長い指が髪をくぐり頭皮を滑っていく。ぞくりとした。
身体中が次なる甘いものを期待して、瞬時に準備を始めた。
唇がおでこから頬、耳たぶ、首筋へ下りていき、
やがて柔らかい膨らみを経てそそり立つ先端を捕らえた。
ゆっくり湿り気のある舌で優しく愛撫され、吐息と一緒に声が漏れた。

「あっ……気を……悪くなんかしてな……い。その通り……だもん、私……」

……私、これがないとダメになる。
快楽の中でこそ、世界と繋がっていられる気がするから。

生殺しのような長い愛撫は
私をゆるやかなエクスタシーの波に少しずつ飲み込んでいく。
波がくる度、喘ぎながら何度も腰を浮かせていた。

「ふっ、可愛いなあ」

笑いを含んだ低い声が耳元で囁かれる。
私は足を広げて彼を捕まえ
そのまま貪るように彼と抱き合った。

愛液まみれになりながら、私はなんでこんなにも
自由を求めてしまうんだろうと考えた。

自由は孤独だ。
でも私は、その虚無感や不安の中にこそ光を見つけたいと願ってしまう。
全ての責任を背負って、誰のせいにもしないで。
孤独の中を、自分だけの意思で歩き続けたい。


==================

いつも私の作品に共感してくださる方からしたら今回の物語はよく分からない、共感できない内容かもしれません。なぜなら「愛」への捉え方をいつもと真逆にしたからです。自分と別の価値観の人間を書いてみたいと思いました。そしたら不思議なことに自分の中にもそんな一面もあるんじゃないかなと気づかされることもありました。

陽と陰、表と裏、光と闇……人はみんなその両方を抱えながら生きてます。"どちら寄りか"でその人間の肩書のようなものが出来上がっていくのではないかと思います。そうして多数派の方が正しいかのようになっていくのが世の中の仕組みなのかなと。でもきっとこんな人間もいるだろうな、こういう価値観もあるだろうなと心の片隅に置いておくだけで、見えてくる世界は大きく変わっていくように思います。少なくとも私はそうでした。
愛という不確かなものについて考えた時なんて特に……“光”だけで語れないゾーンなのです。


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2020/9/26

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